スケート連盟創立70周年記念エキシビション
(00/04/15/at Shin-Yokohama Prince Hotel Skate Center)

Worldの後、びっくりお年玉のようなエキシビション。
カナダとのとんぼ帰りの往復というハードな日程の中、武史くんは滑ってくれました!


04/13

武史くんが明日帰国する、というニュースが舞い込む。
新横浜EXの翌日が、カナダmariposaでのアイスショー。
帰国できるのかできないのか、直前になってもわからなかったとのこと。

今季最後に、また武史くんの演技を目の前で観ることのできる嬉しさと、あまりのハードな日程に「だ、だいじょうぶ?」とまたおねーさんは別の心配をしてしまう(^^;。
日本滞在時間と往復の移動時間が、変わらないくらいのスケジュール。
無理しないでね、もう何をやってくれてもいいから! 滑ってくれるだけで感激ものの心持ちでした。

04/15

いよいよ当日! 関東地方は朝から雨。
どうせだったら少しでも春うららの日本を味わってほしかったなぁ、とお天気を恨んでみたり。昨日より10度も気温が下がっていた。だけどリンク内外の温度差が少ないのはありがたいかもしれない。

開場は12時。
その時間に待ち合わせをしていたのに、ちょびっと遅れてしまった。
裏側の出入り口前で、武史くんのお父上と、お初のお母さまにお会いして御挨拶、しばらく立ち話などさせていただいた。「◯◯さんが探してましたよ」の言葉に大いに焦る(^^;。きゃー、ごめんなさい〜!

今日の座席は、東側の2階席、中央寄り。
チケットを受け取った時は「ょ、4列目・・・」と思ったのだけど、実際に行ってみたらリンク全体を見渡せる、とっても見やすくて良い席でした。加えて表側、というのが嬉しい。


13時、オープニング。連盟会長の挨拶があり、スピードスケートのデモンストレーション。
選手が一人ずつ名前を呼ばれ、リンクを順に周回。

普段400mリンクでレースをやっている選手達が、どうやって滑るんだろう〜、と前々から気になっていたんだけど、なるほど。
そりゃ他に滑りようがないよね(^^;。最後、真ん中に並んで御挨拶。

残念なことに清水宏保選手と岡崎朋美選手は欠席・・・。観たかったなぁ。

続いて、ショートトラックの選手の紹介。A、Bチームに分かれ、更に神奈川県選抜チームが加わって、3組で3000m男女混合リレー。

コースの目印を置くために、スーツ姿でスケート靴を履いた関係者の男性方がリンクに出て来た時には、何故かふっと顔がほころんでしまった。
だって、あの長いブレードのスピード用の靴とスーツが、なんかアンバランスだったんだもの〜(^^;。うう、笑っちゃってゴメンナサイ。

レースはけっこう燃えてしまった。思わず神奈川チームを応援。
しかし世界選レベルの選手は、コーナーワークもさすがの一言。何であんなに傾いて滑れるんだ!?

ぐるぐると選手を追っていると、だんだん目が回ってくらくらしてくる。ふと見るとリンクサイドの出入り口に武史くんや章枝ちゃんを発見! 目が回ってくるとそちらへ目を転じて少々休憩(笑)。

武史くんはデモンストレーションの間も、他の選手と楽し気に話しながら、通路でアップしたりリンクを眺めに来たりしていた。

東京女子体育大学チームによる、シンクロナイズドスケーティングの演技。着物をデザインした衣装。
先日行われた世界選手権では10位だったとのこと。
大勢が一斉に滑る迫力と、すうっと組み方や隊列を替える難しさ。きれいでした。

整氷が入って一旦休憩。


14時からフィギュアスケート。
滑走順は記憶で書いているので、前後してるかもしれない。。。それくらいはメモとっとくべきだったわ(^^;

最初はペアの川口悠子&アレクサンダー・マルクンツォフ。音楽は『ユーモレスク』だっけ、耳になじみのある曲。
悠子ちゃんはほんとにまだ可愛いお嬢さん、でも身体の線がすご〜くきれい!
柔らかいのに加えて、ポジションがしっかり決まってて、バレリーナのよう。

何より目を見張ったのがリフト! 持ち上げられたまま何度か体勢を変え、最後立った状態でブレードをつかんでV字バランスのポーズ。これが素晴らしく映えました。

プログラム全体のイメージは、仲の良い兄妹、って感じを受けたなぁ。
この先がほんと楽しみ(^^)。

続いて、女子シングル・村主章枝ちゃん。
衣装は今季のフリーのもの。初めて観るプログラムでした。ボーカル入りだったかな。
#後日談・どうやらコーヒーのCMに使われた曲だったらしいです。

ちょっとジャンプの調子はよくありません。でもゆったりきれいな雰囲気は、とても章枝ちゃんらしかったです。
来季もがんばってね!

男子シングル・重松直樹くん。
現役引退、これからはインストラクターになるということ。だから演技を観られるのもこれが最後!?

曲は、名作と名高い今季のSP、『ボレロ』。全日本の時にはほんとに感動した。。。
コンビネーションは無かったけど、ジャンプは全てしっかり決めて、思い入れたっぷりの演技でした。

アンコールで、中盤の見せ場、ストレートラインステップをもう一度。ほんとこれが最後だと思うともったいない。。。でもきっと、いい先生になるだろうな。
第2のスケート人生も、応援してます。

女子シングル・山崎愛里彩ちゃん。
黒のつやつや光る、一見セパレートに見えるセクシーな衣装。
思わず「愛里彩ちゃんはやはりこの路線で行くのね・・・」と言ったのは隣席の友人。

14歳だなんてちょっと信じられないくらいの色っぽさと雰囲気、そしてしっかり大人の演技。ちゃんと音楽を表現してくれるの。コケティッシュ〜。今後ますます期待。

そして男子シングル・本田武史くん。
衣装を見た瞬間にわたし壊れました(爆)。
Japan Open でも着ていた、稽古着ふうの、黒の半袖でぴったりしたもの。うわ〜ん、これ大好きなのよ〜(涙)。

音楽はいつもの『I could not ask for more』。スタートのとき、フェンスによりかかってふわっと笑っているのが、今日は真正面から見えて嬉しい。
さすがに昨日着いたばかりで、ジャンプの調子はいまひとつ。でももう、ジャンプなんてどうでもいい、とにかく来て、滑ってくれていることにひたすら感激していた。

そしてう〜ん、美しいイーグルは健在、じっくりと味わって大拍手。彼のは継ぎ目が無い、というか途切れないのね。長〜く裾をひいたあと、すーっとそのまま自然に次の動きに入っていく。終りで足を踏みかえたりしてないんです。それがわたしはきれいだと思う。

アンコールは出ました! SP『バイオリンコンチェルト』。
この瞬間、舞い上がった武史ファンが、いったい何人いたことだろう(笑)。
演技前、笑顔で拍手をあおるしぐさ、これは息を整える時間だったりもするのかな。

滑り出したけれど4回転はすっぽ抜け、続いて3アクセルも失敗。
ここで両手をあげて演技を中断、笑いながら関係者席の前に行って、何か話している。
実は、この場面が真下だったので、すこし会話が聞こえた。「新しいのだから・・・」とか何とか言ってる。どうやらこれは、最近靴を新しくしたばかり、ということのよう。
♯後日談・最初から、途中で終わるはずだった、のだそうです、アンコール。それが、音楽が止まる様子がまったく無いので、けっこう焦ったらしい(^^;。

再度音楽がかかり、ぐっと気を入れ直して再び挑戦! 見事4トゥ成功でガッツポーズ、そして笑顔! オクターブ高い歓声につつまれて、演技が終わった。


ほっと余韻をかみしめて・・・おっとと、まだ続きます。次は都築奈加子&リナート・ファルフトディノフのアイスダンスカップル。
音楽はフリーの『Time to say good bye』。

観るたびに素敵なプログラムになっている気がする。
Worldでの、スコアが出た後「もっと出して〜」っていう観客の反応は嬉しかった。
しかし奈加子さん、お美しいです〜(うっとり)。
アンコールは、後半のリフト部分を。

女子シングル・恩田美栄ちゃん。
椎名千里ちゃんが怪我のため欠場、ということで代わりの出演。千里ちゃんが観れないのは残念だったけれど、美栄ちゃんをもう一度観られるのは嬉しい〜と、ちと入り交じった感覚。

蛍光グリーンの、遠目にはキャミソールドレスに見えるような衣装。
まずは、このためにつくったのかな、初めて観るボーカル曲に乗せての演技。
相変わらずジャンプは高くて、しっかり決まる。

「可愛い〜!」って、声がかかってました。
アンコールで、フリーのスローパートから後半部分を! この音楽が耳について離れないくらい、印象の強い、今季お気に入りのプログラム(^^)。
それにしてもすごい体力! 2曲続けて滑ったようなものよ〜、それもどちらも力強いものを。

う〜ん、来季は女子も本当に面白そう。選手にとっては熾烈な状況かもしれないのだけれど。刺激が全体のレベルアップになったら、ファンとしては単純に嬉しいことなのよね。

男子シングル・田村岳斗くん。
音楽は『Rocket Dive』、衣装もhideと同じデザインの、蛍光グリーンに黒の模様。ヘアスタイルもhide風に赤くしてつっ立てて。

実はもっとはじけたプログラムかと想像していたのだけれど、意外と普通でスカスカな印象。。。想像し過ぎだったか!?(笑)ちょっと(実はかなり^^;)物足りない(ヤマトファンの皆さん、ゴメンナサイ)。
でも好きな音楽をBGMに滑るのは、楽しいんだろうなぁ〜。
会場はアイドルのコンサートのよう。

ジャンプの調子はあまり良くなかったのだけど、転倒したときに衣装がめくれて背中が見えるのが、また新たな歓声? を誘っていた(^^;。 アンコールは、ゆったりした曲で、静かに。

花束やプレゼントも多く、何度も呼び止められては引き返して受け取っていた。最後にちっちゃい坊やから花を受け取って、その子の頭をなでなでして戻っていきました。

そして、最後に再び東女体チームによるシンクロの演技で『さくらさくら』。


フィナーレ。
順番に選手が呼ばれて、客席に手をふり、挨拶。
スピードの選手たちは、スパイラルの真似をしたり、とっても楽しそうだった。
あの靴は、止まって立っているにはつらいのかな? トゥピックなんてついてないし、ちょっと苦労していたようにも見えて。

フィギュアの選手は、種目別にちょっと演技してくれるのはいつもの通り。
まずはペアとアイスダンスのカップル、対角線に流れてそれぞれリフトでリンクを一周。美しい〜。

女子シングルは横に並んでレイバックスピン。
三者三様、3人のスピンはそれぞれが個性的で素敵、観ていて楽しい。

「男子シングルのおふたりです」のアナウンスに、えっ? って思った人はわりにいたかもしれない。
ふたり揃ってトリプルジャンプ、直樹くんは成功、岳斗くん転倒。もう一度、とやり直して、ジャンプ! やっぱり岳斗くん転倒〜(ありゃりゃ^^;)。
倒れたまま「かぁ〜っ」てかんじで笑って。演技直後でしんどかったのかな、とふと思う。

飛行機の時間に間に合わせるため、武史くんはフィナーレ前に会場を後にしていた。今頃新幹線の中かしら。。。
ほんとにもう、よくぞ来て滑ってくれたよ。4回転も決めて。
明日のショーって・・・体調、大丈夫なんだろうか。
そっと感謝の念を成田方面に送る。

全員で挨拶の後は、恒例のサインボール投げ! 2階席の上のほうなんで、なかなか届いてくれません〜。
ひとつ、取ったボールのサインは、結局誰だかわからなかった(^^;。
プログラムに載っていない名前だったので、ショートトラック神奈川チームの人のかな〜。男性名だったから、東女体の誰かのではないはず(笑)。これもある意味貴重なものかも。


一般観客がいられるのはこれでおしまい。第2部は関係者のみ出席の役員表彰、それから場所を変えてパーティがあった模様。

わたしたちはというと、同窓会のように久々に会ったみんなと正面入口前でかなり長時間の立ち話。
裏側出入り口には、出待ちをしているファン多数、その脇を抜けてぞろぞろ中華街へと足を向けたのでありました(^^)。
ここでもわたしの大雑把でいきあたりばったりの性格が思いっきり露見してしまい(^^;。。。みんなごめんね。せいさん、お世話になりました、ありがとう!!

次の再会は、いつになるのかな。
みんな、来季もまたよろしくね。