PRINCE ICE WORLD
伊藤みどりの
LET'S ENJOY SKATING!!

(00/04/29−05/07/at Shin-Yokohama Prince Hotel Skate Center)

初めて見るアイスショーです。
スケートの原点に帰って大人も楽しめるショーになっているということで、
楽しみに出かけました。


05/05

まず窓口で当日券を買う。連休の最中、新横浜の駅もかなり混んでいて、まさか買えないなんてことは・・・ありませんでした。駅の混雑は、どうやら横浜アリーナでのジャニーズジュニアのコンサートのためらしい。
道理で若い女の子が多かったワケだ。

入口には花環がたくさん。やはりみどりちゃん宛てのは多いなぁ。
おっ、誠一くんへってのも発見。彼を見るのはひさしぶりだわぁ(^^)。なんとなく嬉しくなって、中に入る。

自由席はどの辺りか、と思ったら、固定椅子はぜんぶ自由席だった。指定席(S席)は、なんとリンク内に座席が組んである!
ショートサイドに4列ほどと、ロングサイドにも1列。ありゃあ、相当寒そうだ・・でも“風”をほんとに直に感じられそう。

席はわりと埋まっていたが、4列めの真ん中あたりが空いていたので、そこに陣取る。なかなか良い席かも。この間のEXのときと、ほぼ似たような位置。御一緒させていただいたSさんは、大きな花束を椅子の下に置いて。
見回すと斜め前方に友だち発見(^^)。ちょっとおしゃべり。

はっっ。プログラム買うの忘れた! あわてて入口へ戻る。
プログラムの他に、いろいろとスケートグッズを売っている。出演者のバッジ、スケート靴のネックレスやキーホルダー、そしてやはりスケート靴のイラストをプリントしてあるマウスパッド(時代だなぁ^^)。
♯実はネックレス、非常に迷ったのだ・・・買っとけばよかったかなあ。。東伏見でも売るかしら?


場内が暗くなって音楽が鳴りはじめる。きゃ〜、わくわく(^^)。
スクリーンに、大きくみどりちゃんの姿が映って、始まりの挨拶とショー内容の紹介(これは録画)。
そしてオープニング。スクリーン下のカーテンがさっと開いて、スケーターさん達が次々に出てくる。曲は『That's Entertainment』(以下、曲名はプログラムで確認しつつ。順番が前後してたらごめんなさい)。ちょっとミュージカル映画のよう。

正面は、リンク内席のつくってあるショートサイド側。みんな、そちらへ向かって滑っていっては、さぁっと左右に分かれて。
そして、松村充さん、鍵山正和くん、八木沼純子ちゃん〜〜と、ひとしきりソロで紹介されて、最後にみどりちゃん登場!

『Keep Young and Beautiful』でソロスケーティング。可愛らしいプログラム。
もうほとんどトリプルは跳んでくれないけど、やっぱりみどりちゃんのジャンプは好きだなぁ。。そしてあのスピードも。間違い無く、彼女は氷の上が一番素敵だ。

第一部は“That's Skate World”。原点にかえって、スケートの楽しさをお届けします、ということで、まずは各競技の紹介!

「スピードスケート」、スクリーンに少し映像が映った後、スピードのユニフォーム風の衣装(^^;で数人のスケーターが登場。準備運動などして静止・・ピストルが鳴ってスタート!!
『ウィリアム・テル序曲』にのって、二人がリンクをかなりのスピードで周回、他の人は真ん中で声援を送る。

元ショートトラックの選手など、スピード組もプリンスチームには居るのだ。さすがに滑りがきれい!

うわーーっと選手が引っ込むと、続いて「ショートトラック」。
今度は『天国と地獄』の音楽鳴り響く中、リンク中央を小さな円でぐるぐる周る。もちん足元はショートトラックの靴。
氷に手をついたまま斜めになってぐるぐる。隣に座っていた、やや年配女性二人連れ、感心したように拍手を送っている。楽しそう。

「アイスホッケー」、もちろんそれらしい衣装にスティックを持って、氷をばしばし叩いて。曲は『運命』。
最後は審判が袋だたき(?)にあってあわてて退場〜。

最後に「フィギュアスケート」。女性陣が『スケーターズワルツ』で優雅に滑ります。

続いてはソロスケーティングの披露。
まずは鍵山正和くん、しっとりした音楽で。
八木沼純子ちゃん、こちらはアップテンポなジャズ風?
このふたりの演技を観るのも、本当に久しぶりで。。。
なんと言ったらいいか、嬉しいなぁ。

アイスダンス、佐藤紀子さん&高橋忠之さん。
もう40を越えてらっしゃるとか・・・。息の長いおふたり、素晴らしい。
プログラムをみると「サラエボ五輪出場」、そしたら観ていたはずかな? 情感あふれる演技に拍手。

プリンス・アイスワールド・チームによる演技『エニシング・ゴーズ』をはさんで、次は「氷上サーカス」!
挑むのは元スピード選手の皆さん。
氷上に置いた台を飛び越えたり、だんだん低くなるハードルをくぐったり。

そして圧巻! 火の輪くぐり!!
これはね〜、チラシにも写真が出ていたけれど。ほんとーにわっかに火をつけて、そこをジャンプでくぐるんだもんなー(@_@)。
第一、ショートトラックの靴には、トゥピックもついてないし。。どうやってジャンプするんだろう。(前にも似たようなこと言ったな・・・もろ素人なんでわかりません。。できるもんなの?? って、目の前で観てるんだけど^^;;)

再びプリンスチームで一曲、『ウィズアウト・ユー』。

お次は大島淳さん&薄田隆哉さんのコンビで「コミックスケート」(^^)。
いや〜、この日一番笑ったかも。
薄田さんが女装をし、大島さんが彼女(^^;にプレゼントを捧げてはふられるというオーソドックスなストーリーなのだが。。。

魅せてくれます、大島さん! 演技力、お客へのアピール力、群を抜いてる。おまけに笑顔が・・・。くぅ〜〜〜っ。。
(いや、わたしの Smile No.1 は、もちろん武史くんなんですがー。しかしそれとは違う、なんというか、、、良かったんだわ)

プリンスチームの演技『セレブレイト・マイ・ラブ』。
各プログラムの合間には時折、司会と称して松村さんとじゅんじゅんのコミカルな会話が挟まれる。

2000年世界プロフィギュア選手権優勝の、エレナ・レオーノワ&アンドレ・コワルコのペア演技。
これはもう。。。黙って、味わいましょう。感激です。うっとり。
演技が終了すると、前列のやや年配男性、「ブラボー!!」を連発。

ロシアン・アクロバットチーム6人による、トランポリンやシーソーなどを使った、文字どおりのアクロバット演技。万が一、し、失敗したら・・・ひ〜怖いよー。
もちろん、まず失敗なんて無いんだろうけど。
高〜い空中回転など、大技が決まるたびに歓声。

再びみどりちゃんのソロスケーティング。やっぱり上手いなー。
あんなにちっちゃいのに、氷の上では全然そんなふうに見えない。

そして第一部終了のミニフィナーレ。
それぞれ、自分の出演したシーンの衣装でリンクをぐるっと周って。
わーん、半分終わっちゃったよ。。。楽しいンだけどどっかで残念だったり。


休憩時間、リンクでは子供たちを相手にじゃんけんゲームなどをやっている。
とりあえずわたしはトイレの列に並ぶ(^^;。仕方ないんだ、数が少ないから。。。ま、席が近いところだったので、それほど待たずに済んだ。
ホットコーヒーで暖をとりつつ、座席に戻る。競技会に比べたら遥かに短い時間とはいえ、やはり冷える。外へ出たら暑いんだろうなぁ。


第2部は、男性陣+じゅんじゅんの『An Affair to Remember』で幕開け。
そして“プリンスアイスワールド ミレニアムスペシャル”。
過去の名場面を振り返る、ということで、これらはかつて演じられたプログラムなのでしょうか。

ミュージカルソング、最初は『ワン』。「コーラスライン」のテーマソング。
舞台も映画も観たのよね。ついつい、「脚をもっと揃えてビシッと上げて!」なんて(無理言うなって^^;)
『キャバレー』。トッドが別アレンジを今季SPで使ってたね。
こちらはもちろん、華やかに女性陣で。

続いてジャパニーズソング『白虎隊』。
白袴にはちまき、刀を持っての演技。一瞬、横谷花絵ちゃんがすぅっと中央に出ての舞い有り。
『矢切の渡し』(こ、こんなんもあったのか^^;)。カレン・デービス&薄田さんのペア(だったと思うんだけど・・違ってたらスミマセン)で。きれいなカレンちゃんにこの曲を当てるというのも演出かしらん。
ふと気付くと、隣のおばさま連れは一緒になって歌ってる。

それから『お祭マンボ』、もうおばちゃん(だんだん親しみが湧いてくる^^)大ノリ、全身でリズムを取り、手を叩き、歌う。どうやら前列のおじさんおばさん連れもお仲間さんらしく、実に楽しそう。だんだんこっちもつられる。なんかいいなぁ〜、こういうの(^^)。

プログラムはラテンメドレーへ、『ギターブリッジ』『タンゲーラ』『コンガ』。
群舞ですが男女カップルでのダンスも。

ここでまた松村さん&じゅんじゅんのトーク、そしてロシアンチームのアクロバット。
さらにレオーノワ&コワルコの演技。


続いて“伊藤みどりHirtory”へ。
スクリーンでみどりちゃんの歴史を追っていきつつ、それに絡めた曲でプリンスチームが滑ります。

スケートをはじめたばっかりのみどりちゃん、こどもの頃の映像、懐かしい〜(;_;)。
『オリバーのマーチ』がかかって、こどもたちが元気に遊んでる風なプログラムが。皆さん、可愛らしいわ。

スクリーンではインタビューに答えるみどりちゃん。遊んでる暇も無く、毎日毎日スケートの練習、という話。
曲は『Hard Days Night』男性陣オンリーでの演技。こ、こ、これが、か、かぁっこいい(^^)!!(単にわたしのシュミですが・・・^^;)
やはりダイナミックな男子の演技は良い、好きだ! と、自ら確認の一幕。

それからも節目の試合や練習中の映像が流れ、音楽は『なんてったってアイドル』『ダイヤモンド』。
『なんてったって〜』は、マイク片手のアイドル歌手と、カメラやメガホンを抱えたサテンのハッピのファンの追いかけっこ。
『ダイヤ〜』はキラキラ光る銀の衣装をつけた女性陣の楽しそうな踊り。

そしてもう一度映像が流れて・・・みどりちゃん本人の登場。
今日三度目のソロスケーティング。
ジャンプが決まると隣のおばちゃんは「健在、健在」と手を叩いて。ひょっとして、関係のある方だったのかしら。。

もう難しいジャンプは無いけれど、それでもいつまでも観ていたい、そう思わせるような演技だった。立ち上がろうかとさえ思った。
「ブラボー!!」の声がとぶ。


フィナーレ。
出演者全員が次々と出て来て、手を降りながらリンクを周回する。背中には宝塚ばりの大きな羽根(しかしなんだってフィナーレは羽根なんだろう?^^;)。
最後に出て来たみどりちゃんは、身長の倍程もありそうな、一番大きな羽根をしょっていた(重たそう・・・)。

「花束は最後に直接お渡しください」とのアナウンスが最初に流れていた通り、フィナーレを終わって退場するスケーターに、リンクの角で直接花やプレゼントを渡せるようになっていた。
Sさんも大きな花束を持って一番下に駆け降りて行っている。

みんな順に退場し、最後まで花束を受け取っていたみどりちゃんも幕の奥に消えて・・・終わってしまった。
客席にあかりがついて。。。それでもまだはぁ〜って。余韻が。


すごく、楽しかった。
帰路、昔のショーの話を聞きながら、プログラムをめくる。
ちょっぴり残念なのは、正面向きの演技が意外に多かったことと、数年前から佐野稔さんが出なくなってしまったこと。あと、五十嵐さんがもしも滑り続けていたら・・・いや、五十嵐さんはやっぱり海の向こうのショーかな? うーん、これは考えても仕方無い。

そして、男性陣がもっと増えたら、よりダイナミックで広がりが出ると思った。増えないかなぁ、男性スケーター。

と、いうわけで、大満足の一日でした。
リンク内モードのまま電車に乗っていたら、えらい暑くなってしんどかったけど。なんのことはない、どこかで脱げばよかったのだ(^^;;。

次の公演は、8月の東伏見? なんか、もう一回行っちゃうかも。新横浜も東伏見も、うちからの所要時間はたいして変わらないんだもん。
真夏のアイスショー、それもなかなか素敵よね。