−第8回 F.S.C. 銀盤サテライト エキシビション大会−
(01/09/01/at Higashi-Fushimi Ice Arena)

果たして何が飛び出すか!? 楽しい夏祭り。


09/01

夏のスケートリンクは楽しい。
厚さでぐったりしていても、中に入ればきりりっと冷えて引き締まる。

が、しかし。東伏見のリンクはひじょお〜〜〜に寒い。

私の少ない見聞では三本指に入るな。
(一番は言わずと知れた福岡パピオ。しかし某嬢によれば、最一番は釧路だったそうである。ごもっとも)
勢い、防寒具も増えるというもの。この時期、フリースのコートとかウールのカーディガンとか、できれば触りたくないんですけどねぇ^^;。

EXは16時15分スタートだが、それまで一般営業をしているというので、早めに出かける。
15時過ぎにリンクに到着。料金が少し安かったのは、もうほとんど時間が無かったからかな? 嬉し(^^)。

思ったとおり、一般のお客さんに混じって出演者が練習中。と、言うより、出演者に混じって一般客がぽつぽつ、ってな感じかな。
見知った皆さんもいらっしゃって、ちょっぴりだけまた教えていただく(感謝!)。

しかし貸し靴がハズレだったのか、いつにも増して立つのが最初辛かった。
おっかしいなぁ、こんな怖いことって、ほとんど無くなってたのに。
それでも周回するうちに思い出して慣れてくる。

靴を返して更衣室に入ると、既に衣装を着けていたりメイクしてたり。
最後の仕上げか、きらきら光るものを縫い付けていたり。
うわぁ、始まるんだなぁ、すみませんちょっとお邪魔します(心の声)、と慌てて身支度を整えて荷物を持って部屋を出る。

いったん外へ出てお昼ご飯を買う。あったかいのがいいな、とレジ脇の肉まんに目が行く。今季初物だわ(笑)。
戻ると受付の机が出ていたので、プログラムを買う。一部100円。
楽しんでいってください、と言われて、はい、と笑顔で返して。
客席に上がって、最後の練習をする生徒さんたちを眺める。あー、やっぱり貴則さんはスピードが速い。

16時15分、開会式。16時20分、第一部スタート。
トップは檜枝衣子さん、小黒祐三子さん、岩田直美さんで、DA PUMPの『CORAZON』。
(以下、プログラムに沿ってお名前と曲名を列記します……何か問題だの間違いだのありましたら、どうぞご遠慮なく指摘してやってくださいませ)。

三人とも、キャミかフィットネスウエアのトップス風に、長パンツ。
セクシーにdancing! スタート、ってことで、イマイチまだ乗り切れてなかったかもしれないかな〜。

2番、神谷囁さんと神谷沙瑛ちゃんwithサテラト・オールスターズ・スペシャルにて『慎吾ママのおはロック』。
沙瑛ちゃんはまだ4歳です。
ピンクのふわっとしたワンピースに白のハイソックス、てこてこ歩きがめちゃくちゃ可愛い。
バックダンサーのおねえさん・おにいさんを従えて、よいしょっ、と脚の下をくぐって、えいっ、とポーズを決めます。

3番、服部美由紀さん『蝶々夫人』。
有名な「ある晴れた日に」。
紫のドレスに、白い布をたなびかせて。

4番、矢野ますみさん『Time to say good-bye』。
モスグリーンの長めのドレス、髪の色がなんて言ったらいいんだろう? 以前拝見したときと変わってた。
この曲を聴くと、A&Pも勿論思い出すけれど、それよりも都築奈加子さんのあでやかな微笑が浮かびます。

5番、軽部優ちゃんと岩田結璃奈ちゃんで『Run Run Run』(by 大槻真希、かな? 不安^^;)。
上は黒のキャミ型、下はそれぞれ青と赤の段段になって広がったスカート。
ばん、と撃つ真似なんかして可愛いのです。

6番、森咲子さん『コッペリアのワルツ』。(Special Guest)
あまりお歳のことに言及するのもどうかと自分でわかっているが、70を越えてらっしゃるのですよ〜。素敵。
転んでしまうと、すかさず「がんばれ!」と声が飛ぶ。

7番、比田井絵里さん『ANYTIME, ANYWHERE』。
白いシースルーの長いドレスで、しっとり。

8番、佐藤有香さん、上遠野敦子さん『REVEL ROUSER』。
マスターズで上遠野さんが滑ったプログラムですね? ある種ノスタルジックなエレキギターのサウンド、お二人ともジーンズ姿で。

以上で、第一部終了。


整氷は入らず、第二部の出演者がウォーミングアップを始める。

エキシビションって、たいてい練習入らないよね。
だからこの光景は、すっごく不思議な感覚。

試合前の緊迫感漂うウォーミングアップとは違う。衣装も本格的なドレスから、どっからどう見ても「は? それは一体!??」と突っ込みたくなるような姿まで、皆てんでばらばらで。
それが一斉に同じ氷の上で練習してる様子ときたら……。思わず両頬が綻ぶわ(^o^)。←はい?

さて、第二部のトップは大所帯。お名前全部書きましょう、
岩田直美さん、服部美由紀さん、廣瀬真由美さん、矢野ますみさん、服部希くん with サテライト・オールスターズ・スペシャル。
『Fish Fight』by 野猿。

ちっちゃい男の子を中心に、みんな頭に魚の被り物をかぶって。
坊やが「え、次は? 何々どーすればいいの?」みたいな風情できょときょとしている間も大人たちは涼しい顔して踊ってます。それを見て慌てて真似する坊や。振り付けはちゃんと合ってたりするんだよな〜(^^;。スゴイことよ。

ワザとなのかなんなのか、子供には勝てませんの如実な一コマ。いや実にかわゆらしかった!
頭に被ったお魚が気になるのか、それともずり落ちそうなのか、しょっちゅう両手を頭にやって抑えているのがまた可愛い。

客席で「やだ、可愛い可愛い、可愛い、どうしよう可愛い!」と悶絶していた私は非常に危険な人物であっただろうか!?

2番、柴田一夫さん『星に想いを』。(Special Guest)
どことなく、そこはかとなく空気がCandelの柴田さん。
曲は、小さく「夕焼け小焼け」のインストゥルメンタルに波の音がかぶって、そこから「Spente Le Stelle」に入っていくのでした。
いつもながら本当に雰囲気のある、独特の世界を纏わりつかせる方です。

3番、大崎桜さん『ハバネラ』。
とても静かな入りの有名な曲、黒と青紫の長いスペイン風のドレス。
“注目は手首”なんて書いてある通り(^o^;、手が美しかった。

4番、高橋貴則さん『Samson et Dalila』。
貴則さんお馴染みのプログラム。
ここでも「うーん、スピードが違う〜」と独り言。
ちょっと調子が良くなかったのか、ジャンプ失敗が残念。

5番、これまた大勢です。
小黒祐三子さん、岩田直美さん、軽部優さん、岩田結璃奈さん、宮野八世絵さんの5人で『ムーンライト伝説』。
はい、TVアニメ「セーラームーン」のオープニングですね。皆さん、それ風にスカートと襟部分の色が違うセーラー衣装。ひょっとした髪型も凝ってた?
♪ミラクルロマンス♪(しかし私はこの歌の出だしを聞くと、どうしても『さよならはダンスの後に』を連想しちゃうんだよねぇ……似てません? あ、古過ぎか……(^^;)

6番、第二部のトリは待ってました! 木谷茂さん。
大歓声を受けての登場は、オレンジのTシャツ、オレンジの短パン、オレンジの手袋。
「がんばれ38歳!」などと声援が飛ぶ(^^;。
先の一般営業時間にご挨拶したら「今プログラム考えてます」とのお話で、あ、あの(笑)。

プログラムに曲名も載ってない、さて何をやってくれるのかと思ったら、『およげたいやきくん〜パラパラ2001〜』。
うひゃあ。知ってますこれ? あの往年のヒット曲の、パラパラ復活版。

木谷さんが氷上でパラパラを踊る。順回転+逆回転のジャンプ、両手上げのダブルジャンプ(これは惜しかった)等々、なんであんな飄々として跳べるんでしょ。ほんとに楽しそう。振り付けを思い出しているのか、時々頭を抱えつつ。
締めはCandel風の前進ホップで。あ、ダルタニアンステップが入ってなかった(笑)。

終わった、と思ったらお辞儀はそれぞれ客席を向いて側転をしてくれました。どこまでも笑顔のサービス(^^)。
(しかし眼鏡は落ちないんだろうか、前から疑問)


第三部は今村明子さん、『素焼きのカメ』でスタート。(Special Guest)
衣装は紫で、胸にリボンか蝶がついていて。
アンデスの挽歌だそうで、とても心に染み入る音楽でした。

2番、黒川モニカさん『スラヴィクダンス』。(Special Guest)
この方もマスターズでお馴染み。
鮮やかなピンクの衣装。

3番、小黒祐三子さん『AVE MARIA』。
水色のドレス、音楽は初めて聴いた現代風のもの。
ご自分での振り付けだそうです。

4番、嶋内万里子さん、渋谷宏之さん『I wonder』。(Special Guest)
衣装は嶋内さんが赤、渋谷さんが白。
これも何度か見たことのあるプログラムだけれど、その度に音楽が耳に残って離れない。不思議。

5番、西口明子さん『どこにいるの』。「くまのプーさん」から。
オレンジ色のビキニのような衣装が上から透けて見える。
いつも雰囲気のある滑りを観せてくれる方。

6番、鈴木直子さん『アヴェ マリア』。
こちらは耳に馴染みのあるアヴェマリア。薄紫の長めのドレスで。

7番、これが本当の最後、『ダンシング! 夏祭り』by 10人祭。
出演は 木谷茂さん、服部真由美さん、高橋貴則さん、廣瀬真由美さん、矢野ますみさん、大崎桜さん、山野寿美子さん、軽部優さん、岩田結璃奈さん。

全員、両手に撥を持っての祭りはっぴ姿、それぞれ個人の見せ場を作りつつわっしょいと踊ります。


以上で全プログラム終了。
全員揃ってのフィナーレ、ひとりひとり名前を呼ばれて、ジャンプしたりスピンしたり踊ったり、自分の得意技(?)を披露して一列に並んでいく。
それにしてもおちびちゃんはめっちゃ可愛いかった!

これはもう、どうしようもないのね、映画監督が「子供と動物には勝てない」と言うのと同じかも。
今回、マイフェイバリットは、『Fish Fight』と『たいやきくんパラパラ2001』に決定!

来年もまた観に来るね。もっと楽しませてね。もっと滑ってね。
観る側の勝手なアドバイス、「演技は思い切りだよーっ! 中途半端は一番ダメ!」\(^o^)/
もっともっと、スケートしてください。

さて、フィナーレの後は、時間があるだけ自由滑走になる。
貸し靴は無いけど、マイ・シューズを持ってきてる人なら自由に氷上で滑っていいのだ。
もちろん出演者も一緒。

昨年は、ここで歯噛みをして帰らなくちゃならなかったんだけど、今年もほんの二時間前まではそう思ってたんだけど。
なんとまぁ!
S島さんが昔履いてたという靴をわざわざ持ってきてくれてまして。それをお借りすることができたんです〜♪
ちょっと大きかったけれど、一応ちゃんと立てたから問題無〜い。

客席でいちさんにご挨拶して、下に降りて靴を履く。 あああ、手がかじかんで感覚が全くない。紐がうまく解けない。足の指も冷たい。
東伏見は尋常じゃなく寒い!

いつの間に現れたのか、さうらさん(終わりの3組くらいしか観れなかったそう(;_;)。
先にお世話になったお気楽さんは、ビデオを片手に滑っている(あれくらいすいすい滑れるようになれたらなぁ)。
氷上にて、糸美鳥さん、K島さんに紹介していただく。
あちこちで記念撮影、スケート靴を履いてない子供たちも氷の上を走り回っている(ちょっと怖い^^;)。

時間いっぱい近く、記念写真を撮るからリンク中央に集合〜、というので、写らないようにそっと客席に上がろうとしたら、「入ってくださいよ〜」と誘っていただいて。
いいのかな? とちょっとだけ思いつつ、にこにこと集団の後ろのほうにちょこんと混ぜていただく。嬉し。


その後、撤収して6人ほどでご飯を食べに近くのファミリーレストランへ。
気付くとそこここに関係者がいたりして(笑)。

皆さんそれぞれに、スケートに深い関わり方をしている方たちばかり。
濃くて楽しい話に時間を忘れる。
店に入ったのは19時頃だったと思うが、出たのは22時を回ってた。
(アルコール無しですよ、もちろんっ! ←何を強調しているのか

ブリスベンの状況が気になりつつ、自分もとっぷりとスケートに浸って、楽しかった一日。
問題は、その………ますます、自分の靴が欲しくなってきてるってことで………。

どうしよう(泣笑)。



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