女子も私的見所選手が全体に散らばっている。 はー、気が抜けないわ。 ふと見れば、放送席には解説陣とアナウンサー。 女子は解説してくれるんだ。でも、まだまだ準備中なのね〜。第一グループ、もう始まっているんだけど、打ち合わせの真っ最中。そうですか。 第一滑走の木部崎奏ちゃんは、レイバックスピンがきれい。 3.9−4.2、4.3−4.5。 3番目の村主千香ちゃん、章枝ちゃんの妹。 雰囲気とか滑る姿勢とか、遠目でも似ている感じがする。 4番、こちらは女子選手の私的ご贔屓、長谷部文ちゃん♪ 昨シーズンと同じ『カティ』。 序盤の3−2、成功! このスピードと勢いに惚れたんだわぁ(^o^)。 残念ながら単独ジャンプで失敗。しかし滑りながらジャッジを見据えるところなんか、かなりツボ。いい雰囲気です。 5番目、鈴木明子ちゃん。 いわゆる注目選手としては最初の登場。 『ピアノコンチェルト』、目の表情が素晴らしい! ジャンプのミスさえ無ければなぁあ。 第二グループ。 10番に静香ちゃん、11番章枝ちゃんと見事に繋がっていて、本日注目度No.1のグループだろう。 解説も始まった様子。そしてプレス席にはえらい数の報道陣。 ウォームアップ、静香ちゃん余裕で3−3コンビを連発。 章枝ちゃんも負けていない。おー、これは凄い勝負になるかしら!? 8番、竹内理恵ちゃん。 思わず「おねえさま!」と呼びたくなるような、大人の雰囲気の選手。女王様のような、宝塚の男役のような、強さとムードが漂う。こういうタイプは、今あまり居ないので頑張ってほしい。 そして、静香ちゃん。 スタート直前、ふわりと笑う。 うわー、余裕だ。落ち着いている。黒のドレスが良く似合う『タンゲーラ』。 うそ!! コンビネーションジャンプが2−2。 うそ〜、さっきあんなに軽々決めてたのに。 「本番で」 なんて難しいことなんだろう。 4.8−5.2、5.1−5.5。 これでかなり有利になったか章枝ちゃん。 『アベマリア』 うっそ〜〜! コンビネーションで転倒。 ちょっと待ってよ、何この展開。二人揃って。 男子と同じパターンだよ………。 5.0−5.2、5.4−5.7。 まぁ、しょうがないよな…。とりあえず、章枝ちゃん一歩リードということで。 そして報道陣は相変わらず、あからさまである。 ぞろぞろぞろぞろ、民族の大移動。こんなシチュエーションで目にしようとは。 まぁ、それこそ仕方が無いんだけど。オリンピックシーズンだし。しかし見ていていい気分ではない。はっきり言って腹立たしい。 しかし取り上げてもらえるだけ、この競技としてはいいことなのだと思わなければ。 何で、こんなにいちいち気になるんだろう。今までそんなことあったっけ? いつもマスコミを一手に引き受けていた感のある(引き受けざるを得なかった、か)武史くんは、今回居ないし。 あ、そのせいか。武史くんが出てたら私、メディア陣がどうこうなんてところまで気なんか回ってないってことかも(笑)。 はは、すみませんね(^_^;。 ところであれだけの記者が来ているのなら、大いにニュースになっていいはずだよね? なるかしら、明日。ふーむ。 第三グループ。 見逃したら勿体無いんだよ、ほんとは。それでもブツブツ言ってみる(笑)。 13番、林一会ちゃん。全日本ジュニア4位。 言葉ではうまく表せない、とにかく独特の表現力の持ち主。生で観ると物凄いアピール力がある。 顔の位置、なのか視線の向け方なのか……。 目が吸い付いて離れなくなる、そんな感覚。 ジャンプミスにてエレメンツは伸びません……が。 ラストのポーズは、ちゃんと音楽の最後までとろうね。それで印象が変わっちゃうよ。 と、ちょっと思った。 続けて14番、話題性で言うなら今回負けてない安藤美姫ちゃん。全日本ジュニアチャンピオン。 青いドレスで『チャルダシュ』。 ※やっぱりプログラム、逆です。こっちが『チャルダシュ』で、フリーが『Swan Lake』だってば。提出書類がそうなっていたのかなぁ、ジュニアとシニアと両方とも間違って載っている。おまけにシニア分は綴りまで違ってたぞ(^o^;。 あっさりと、3ルッツ+3ループ。3フリップ。2アクセル。ノーミス。 シニア用にジャンプ構成変えてきてるね。 さすが、これだけ転倒が続くとノーミスは光る。 でも思ったのは、シニアに混じると、ジャンプ以外はか〜〜な〜〜り、ジュニアジュニアしてるんだなー、と……。今まで、気付かなかったけど。やっぱり、違うね。ちょっとだけ、妙に安心。 5.2−5.5、4.6−5.1。 プレゼンで思い切り下げられてるのは仕方ないな。 ジュニアだから下げた、のではなく、そういうプログラムとこなし方、ということ。 取材陣、またもやぞろぞろ。廊下でフラッシュばしばし。気になる。 整氷が入って第四グループ。 と、と、と。TVクルーが居ない。放送席から人が消えたのはまあ、しょうがないとしても。 カメラほぼ全台、カバーがかけられて既に店仕舞い状態。 プレス席もまばら。 ちょっと待てぇ、まだあと12人、あえて言うなら詩ちゃんも香奈ちゃんも友加里ちゃんも残ってるんだぞ!! かっちーーん。 この中の、誰かがトップスリーにならないとも限らないのに。 殆どの選手が何らかのミスをしている中、もしきっちりとこなしたらどうなるか。プレゼンテーションに定評のある選手も居るんだぞ。 ――――――ま、そんなもんか、局の意図なんて。ちぇ。 おそらく記録用であろう一台、動いているのを発見し、とりあえず気を落ち着ける。 そんなものよね。知るもんか、TVなんて(ヤケになってます/笑)。 そうだよね、殆どの選手にとっては、TVなんてどうでもいい。 一年間の自分の集大成なんだから。 集中、集中。 それを、見届けに来たのだから。 18番、若松詩子ちゃん。 黒のドレス、ひらひらなびく布が片側だけ付いている。ショパンの『幻想即興曲』。(プログラム、また綴り違うぞ^^;) 詩ちゃんらしい、バレエなプログラム。きれいだなぁ〜。ちゃんと“音”を演じているのよ。 しかしなんとなんと、最後の2アクセルで転倒。そんなぁ〜。 21番、高橋香奈子ちゃん。 NHK杯は観ていて辛かったけれど、今日はいい! 笑顔が絶えないのはいつもの彼女の魅力、加えて今日は気迫がありました。 22番、中野友加里ちゃん。 好きなんです、彼女。挑戦的な雰囲気がいいのよ。 あの「巻き足」を嫌がる人も多いかと思うが、私はそんなに気にならない。好きだから、なんでしょうが(笑)。 紫のグラデーションの衣装、気合がスタンドからも感じ取れる。 『Perhaps Love』、このSPは可愛らしいプログラム。 ジャンプはしっかり着氷、なんとフィニッシュで笑顔が! ……初めて観たかもしれない。失敗した後の悔しそうな、今にも泣き出しそうな、そんな表情とは全然違う。 良かった、良かったよ。 最終グループ。 雑賀千晶ちゃんと阿部弘美ちゃんが『カルメン』で続いてしまった。つくづく、人気曲だなぁ。 本多志帆ちゃんの『ジェラシー』、雰囲気がある。 1 村主章枝 2 荒川静香 3 安藤美姫 4 中野友加里 5 高橋香奈子 6 鈴木明子 7 若松詩子 8 林一会 ジュニア組が全員、8位以内に入っている。「失うものが無いという立場」という強さ。おそろしや。 それでも章枝ちゃんや静香ちゃんがしっかりと滑っていたら、敵でもなんでもなかっただろうに。 男子に引き続いて、少々、消化不良。 最終グループは3対3。果たして、どうなりますか。 整氷。 そろそろ20時を回ろうとしているのだが、まだまだ続く。 「休憩」というものは無い。 整氷が終われば次の競技が始まる。 そろそろお腹が空いてきた。昼間残したお弁当をもう一度開ける。 「準備いい〜」「違うの、昼間の残り(笑)」 明日はどうしようかな。何か調達しておかなくちゃ。 売店も、開いてなかった。 あったかいコーヒーが飲みたいな。寒い。ヘタすると眠くなる。頑張らなくちゃ。 オリジナルダンス。 CDの結果を見て、「奈加子さんたちの名前が無い!」とうろたえてしまった。 腰、悪いのかなぁ…。 ウォーミングアップが始まると、客席はヒートアップ。 何故かしら、全日本のアイスダンスは毎年盛り上がるのです。 投げ物もばんばん。同じ人がいくつもいくつも投げ込んだり(^^)。 第一滑走、有川梨絵&宮本賢二。 この二人の強みは、とにかく「二人の世界」が作れること。実にいい雰囲気なのだ。 ダンサーが二人居るのではなく、一組のカップルが居る。そういう感じ。 春木満寿美&時田公明。 男性の時田さんは、御歳42歳。巻末の年譜を見ると、昭和60年代にやはりアイスダンスの選手として活躍されている! 2位、3位と名前が何年か続けて表記されていた。 14年ぶりのカムバック。素晴らしい。 渡辺心&木戸章之。 コンパルで1位。やっぱりこの組は上手いなー。 あまりダンスは詳しくないのだけれど、それでもステップやリフトの難度、どちらが上かくらいは見当が付く。 難しいことをやってるな、と思う。上手くなったよ。 演技的には、NHK杯のときのほうが、はじけていたような気がする。 ちょっと、メリハリもあのときよりは無かったかな、今日は…。 得点、ほぼ横這いなのだが、よーく見るとりえちゃんたちが上になったんじゃないか……? 椎名尚子&田中友和。 去年も、出てました。 のんちゃんたちの後に滑るとやっぱり差が見えてしまいます…。 結果が一瞬だけ、表示される。ひっくり返った! 有川組が、渡辺組を抜いている。う、わ〜。 ペアフリー。 2組出場は、随分久しぶりのことなのね。小笠原兄妹組が続けていてくれたことが嬉しい。 その、小笠原牧子&小笠原健雄。 牧子ちゃんが大きくなって、もう殆どふたりの身長差が無い。これはお兄ちゃん、結構辛いかも…。華奢だし。ちょっと心配。 リフト、ツイスト、スロウジャンプ。デススパイラルはきれいだ。 ペア競技の転倒は怖い。怪我は無かったようだけれど。 もう一度リフト―――っと、上がらない。上げ切れなかった。 頑張って、最後まで。両手を握って見つめてしまった。フィニッシュ。 得点はだいたい3.4平均。 川口悠子&アレクサンドル・マルクンツォフ。 NHK杯で観れなかったのが残念だったので、出てきてくれて嬉しい。 ペアらしいペア…。これくらいの体格差が無いと、やっぱり難しいのかもしれない。見た目も、あるし…。 昔やってた、リフトで次々体勢を変えて最後 I 字バランスっていうの、好きだったんだけど、やらなくなったね。 また観たいな。 5.2平均。 オリンピックに出してあげられないのが、つくづく残念。 ペアの表彰式。 それを見ながら、帰り支度。 この後ダンスの公式練習があるのだが、さすがにそこまでは、ちょっと今日は。 何かお腹に入れたいし!(笑)ごめんね、と心で謝りつつ、会場を後にする。 皆、宿泊先がバラバラなので、適当な駅で降りて夕ご飯。 もうそれなりに遅い時間だし、明日公式練習を観る人は早起きだし。 ということで、手っ取り早く(?)おそば。 さすがにお出汁は関西風の薄味、それだけで結構満足する(^^)。 今晩、ニュースやってくれるだろうか。 明日はTBSのデジタル放送で生中継らしいけど、男子やダンスはどれくらいやってくれるんだろ。 おそらく前半部分は男子を録画でやるだろうから、うまい具合に上位選手を編集してくれるかもしれない。 女子は、カケだな〜。最終グループ生放送なら。 下からいいところまで上がっていっても、放送されないかも。3位4位なら第三グループから、っていうのも大いに有り得る話なのだが。 そんなことをつらつらと喋って、それぞれにお休みなさい。 ホテルに行ってチェックイン、履きっぱなしの靴を脱いでやっとリラ〜〜ックス(ほぅ……)。 シャワー浴びちゃお。 この部屋には、常時接続のパソコンがある。 嬉しくて、あちこち徘徊。しかし、やっぱり眠いよー。 一応、明日もそれなりに早起きだし。適当なところで区切りをつけて寝る。 そうそう、この日のTVニュース。 岳斗くんが2位につけた、洋輔くんが3位だった。それはいい。 しかし、1位が誰だったか、何故それを言わない!? 岡崎くんに対してめちゃくちゃ失礼だよ、と腹を立てながら眠ったんだった。 今日の演技、男子は微塵の文句も無く、岡崎くんが一番だったのだから! |