−2002 世界フィギュアスケート選手権大会−
(02/03/18〜03/24/at Nagano Olympic Memorial Arena, M-Wave)

Happy Birthday Takeshi!!! 最高の誕生日


はじめに

18日から24日まで。
丸々一週間もの間、フィギュアスケート観戦にどっぷり浸かるというのは初めての経験で。
世界選手権というものが、いかに重いか、いかに大きな意味があるのか……。改めて、身に染みたような思いです。
勿論ただ観ていただけの私には、当の選手たちの心持ちなど到底想像も及ばぬところではあるのですが。

だから今回は、今までのように時間を追ってその場の競技の様子を描写することはできないんじゃないかと……いや、まず間違いなくできません(きっぱり)。
ぽつりぽつりと、その日何を感じたか、何を覚えているか。
例によって、どころかいつも以上にメモ放棄(正直に言えば、初日の2、3行以外皆無)、なのでそれが何日のことだったのか、それすら今となっては曖昧ですが。
そんなものを断片的に並べていくような、そんな感じ……たぶん。

でも意外と変わらないかな(はは)。そうそう自分のスタイルって変化しないですよね(^_^;。
という訳で、殆ど武史くんに特化しております。ご理解よろしくどうぞ…。
(今更何を言っている〜/笑)


03/17

本日より長野入り。
都内は、この時期にしては例年に無いくらい暖かくなってきており、いかにも冬もののロングコートをひっかけているのが何となく気恥ずかしいような気もするのだが、余計な荷物を増やしたくないので我慢して着て行く。
なに、新幹線に乗るまでの辛抱だ。向こうに着いたら、きっと涼しいでしょう。

夕方、長野駅着。
まずはチェックイン、とホテルに向かって歩く。コートに見合うはずだった気温は、心なしか高いかも……。

ぱぱっと支度をして駅へUターン、今日は男子の公開練習をやっているのだ。
日本男子は5時過ぎから、というのを確認して、それには間に合うように。ロシア選手も同じグループだからいいじゃない? その後には中国も入っているし。
(USの選手の練習も観たかったのだが、早いグループだったので諦めました^^;)

バスターミナルでは、ちょうどシャトルバスへの誘導看板を設置している最中だった。
シャトルは明日からなので、今日は路線バスに乗っていく。
ちなみにあの〜、路線バスのほうが、シャトルよりも運賃安かったんだよね。シャトルはお釣りが面倒だからキリのいい数字にした…? なんてことは無いとは思うが。特別便だからかしら。謎。

エムウェーブ前のバス停からは、少々距離がある。
最初間違って、選手入り口のほうにとことこ歩いていってしまった。
警備員さんに観客入り口を教えてもらっているとき、選手を乗せたシャトルバスが到着した模様で……。
そのへんで「キャー」とかいう声が聞こえたから、誰か有名選手だったのかな?

中に入ると、ちょうど前のグループの練習が始まったところのよう。
本日の練習は、東側スタンドでのみ観覧可。
けっこう人で埋まっている。練習だけ観に来た、っていう人もいるんだろうな。割と地元色強し。
(オールイベントチケットを持っている人は無料、その他の人は1000円で入場可)

それでも一人ならなんとか空席はあるもの。
最初は中段真ん中に座ってみたのだが、目の前の鉄骨と網が視界を遮ってしまって実に観辛い(ザンボニーの出入り口が下にあるからね)。

構造上、仕方が無いんだろうけど、本番でこの席に当たった人は相当気の毒だ……。
曲かけが一人終わったところで、さらに前のほうの席に移る。それでもちょっと死角があるけど、まだ観られる。

5時20分過ぎ、日本選手の登場。
おー、武史くん。おー、竹内くん。調子はどんなでしょう。
ロシアと、リトアニアが同グループ。なんですが……。はれ?

ヤグディン選手が居ません。
確か、到着は昨日……だったっけ……? それはそれで凄い、と思っていたらしばらくしてヤグくん登場。五輪チャンピオンは重役出勤?(はは^^;)
すかさず沸き起きる悲鳴 or 歓声に、笑顔で手を振ったりして、くぅ〜余裕だねぇ〜。
流す練習でもさすがのオーラ。しみじみと、来てくれてありがとう、と思ったものだった。

ところでこのとき『グラディエーター』がかかっていたことに、あろうことか実に音楽中盤あたりまで私はまったく気がつかなかった。
てっきり『仮面の男』だと……(汗)。なんだって一体。
良くも悪くも、ヤグディンは常にヤグディン、なのだろう、と自分に言い訳。本命ファンだったら絶対こんなこと無いよね。すみません。
てことは、彼は予選とフリーでプログラムを変えるつもりなのか。

武史くんはというと、流したり、音にきっちり合わせたり、程ほどマイペース。
氷に自分を慣らしている、って感じなのかな。明日はもう予選だものね。
リンクサイドで見守るダグ&ミシェルの姿に頼もしさを覚える。よ、よろしくお願いします、とそっと祈ったりして(ついつい…)。

しかし、ジャンプしっかり跳んでます。大丈夫です!
決まるたびに拍手も起こり、なんだかホッとする。
40分間はあっという間に過ぎ去り、武史くんはリンクをあがっていった。


最終グループは、ひたすら中国選手を追っていたような気がする。
やっぱり気になるのは、ね。
ついでに会場内でモバイル通信可能なのを確認。
いや、本番でそんなことしてる余裕があるかどうかは自信ないけど、とにかく確認。よし。


19時頃、練習終了。
立ち上がって客席を見回し、今日から来ているはずの友人・知人を探す。ハイ、しっかり皆さん観に来ていらっしゃいます。
恐ろしく強行なスケジュールを敢行予定の人もおり、さすがは世界選手権、さすがは武史くん(ん?)。

バス停は長蛇の列、よってタクシーで駅まで戻り、夕御飯を食べる場所を探す。
昨シーズンも来てるんだけど、いまいち駅前を把握してないのよね…。
適当に歩いて郷土料理のお店に入る。本日は4名。み〜んな武史ファン。きゃー嬉しい。
連日の宴会、今まさにここからスタートヾ(^^;こらこら。(下戸の su さん、毎日すみませんでしたっ)。


明日からの気合い入れと景気づけ。
とことん語り倒したくもあったが、明日は早いので、程ほどにして引き上げ。
一週間あるしね、頑張りましょう!!

コンビニで朝食を調達し、ついでにアルコールの類をやっぱり買ってしまって(呆)ホテルに戻る。
なかなか早寝はできないものだが、明日は8時半から予選が始まるんだから、しっかり睡眠はとらなくちゃ!
練習の様子を友人に電話して、日付が変わった頃に就寝。


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背景は「トリ小屋」様から頂きました。