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11/06 パンと飲み物の朝食、無料サービス。 ………だったんですが、私は睡眠を選択してしまいました。 昨晩、朝ごはんも調達しておいたし……朝はやっぱりお米がいいなー（笑）。 今日から観戦組さんと駅で合流し、更に薄物調達組としばし別れて、喫茶店に入る。 スケート観戦に来て、涼しめの服を探さなきゃいけないなんて(^^;、未だ嘗て体験したことないわ。 しかしカナダの極寒に耐えた冬靴や防寒着では、逆の意味で辛すぎるのもまた事実なのでありまして。 そして喫茶店では、飲み物と一緒に「ゆで卵・ヤクルト風乳酸菌飲料・小分けのおかき」を出されました……しかも何故か全て人数の半分。 これも名古屋流なのか……？ まだまだ謎が多いこの地である。 お昼ごはんはひつまぶし(^o^)。 赤だしではなく、お吸い物がついてきた。肝吸いではなかったが。 今日も長いし、しっかり食べていきましょう〜。 時間が押して、花束を作る余裕が無かったので、今日は会場で頼むことにする。 お帰りなさい、待ってたよ、の気持ちを込めて。 滑走順シートを手にとって、「はーー出てるぅーーー！ Takeshi Hondaって載ってるぅーーー！！！」 大騒ぎ(^_^; 末期症状に近かったんだよなぁ、ほんとになぁ。 今度こそ間違いない。 更にロビーにてタケママと感激の再会もあり。思わず抱き合って喜ぶ。 （あんまり突然で舞い上がってしまいました。ほんとにもう、いろいろと……） そりゃもう泣いちゃいますって。今日の日が来て良かったよう。 今日はスタンド席でも前方の列なのだが、寒さ（暖かさ）はあまり変わらず。 やっぱり膝掛け、要らなそう。 友が一所懸命、メッセージを書いている。花束にくっつけて贈るのだ。言葉も浮かばない私は、名前だけ添えてもらう。 ざわめく会場。 第一グループの選手が、早くもリンクサイドに現れている。 その中に、確かに、いる。 思考能力、完全停止。 手をぎゅう。 真っ先に氷の上に乗る。 目の前の、今度こそ確かに現実なんだ。 やっと、やっと会えたんだ……。 「本田武史さん、日本」「JAPAN!!」 聞きたくて聞きたくてたまらなかったアナウンス。 掛け声も裏返っちゃうわ。しかし長らく思いを共にしてきた友たちの結束は固い。なんと見事なユニゾン（笑）。 （声掛けのタイミングを間違わぬようにするには、もうちょいリハビリが必要ではあるが…(^_^;） トリプルアクセル！！ ひゃっほう！！ 重厚。すごーいきれいに入るんじゃんかー。再び跳べるようになるまで、どれ程の努力があったことか。 ４回転トウ！！ 入ったよね、今入ったよね！？ いやんもう、なんてスムーズなの。 何だよぉ、ここまで戻って来てたんじゃんよぉ。 先週のスケートカナダ。あれはとっくに過去のことになっている。 何度だって言ってやる、武しゃん、あんた最高だよ……（泣）。 第一滑走、小林宏一くん。N杯初出場。 『ボレロ』 トービル＆ディーンの呪縛は、完全に解かれたのかもしれない、フィギュア界。 若い世代だしね。もう。 彼はジャンプの難度構成が最初から低めなので、まずはきっちりこなすことが大切なのだが。 コンビネーションが3-2に。おそらく3-3の予定だったはず。2AOK、3F転倒。 “舞”という視点では、いつかの重松くんのプログラムのほうが、私は好きだな。 トータルに“表現しようとするもの”のイメージが、今の小林くんはまだちょっと散漫かも。これからだ。 成江はやっぱりカンフー風のプログラム。 似合うけど、曲は違うけど、でもこの路線でないと辛いのかなぁ…。 ひとつひとつのポーズはかっこいいのに、どうにも繋ぎが……ましてコケちゃうと辛いんだよなぁ……（涙）。 “同志”な気分で、応援しているのですよ私は。 「フレデリック・ドンビエさん！」 あう(^^; 私、なんとなく「ダンビエル」って雰囲気で覚えていたのだったに。 ドンビエ……どん冷え……はうう（ごめんなさいー）。 音楽は『カルミナ・ブラーナ』。これを選ぶとは、大胆な。 「ろくばん。ほんだ たけしさん にっぽん！！」 どれ程。 どれ程この瞬間に、出会いたかったことか。 武史くん、がんば。 ４回転ゾーンは、こちら側。 プログラムの中で、本番で成功させること、それがやっぱりしんどいかー。 大好きなトリプルアクセル。ステップアウト。 手拍子が響く。自分の手も痛い。痛いけど、嬉しい。 会場中の、後押し。 ステップから３フリップ、よっしゃ！ トリプルジャンプの安定感、今年春にはとても考えられなかったこと。 確実に、彼は戻ってきている！ ステップには、頑張れ、がんばれ、がんばれ、がんばれ、とずっと呟きながら見入っていた。 動きの端々に、ハッとさせられるところがある。 そう、これが本田武史なのよ！ ドキッと目から入って、心にずんっと響く。 やっぱり変わってない。 武史くんは武史くんだ。帰ってきた。よかったぁぁ〜〜…………。 あ、すっきりした顔してる。 首をちょっとかしげて、そして氷に乗れるのが嬉しいって、そんな感じ。なんとなく。 キスクラでも笑顔で手をふってて、嬉しかったよ。おーいおいおい。泣けてくる。 第二グループ。 健ちゃん頑張った！！ やったー！！ 去年が辛かったもんね。N杯。 男子はやっぱり、４回転が入ると締まるわ。 後はジャンプ以外のところとか、スケーティングとか、そういう部分かしら。 TCSがまだまだ、伸びない。 武史くん５位、健ちゃん６位、小林くん12位。 上位三人はUS勢ってのがちょっと悔しいな。 明日も燃えるぜーい！（笑） 整氷前のどーもくんミニアイスショーは、なるほど『冬のソナタ』。そっか、NHKだったっけ。 どーもくん、うさじい、たぁちゃんと、それぞれちゃんと配役があるらしい。 私はこの番組見てなかったんで、誰が誰役かわかんなーい（笑）。 フリーダンス。 まずは日本の２カップルが大変気になります。 奈加子さんは赤いドレス、賢ちゃんは黒の上下で曲調はタンゴ。 お二人にはピッタリのムードだと思うのだが、途中でなんと転倒〜(T_T)。うそぅ。 のんちゃん＆木戸さん、昨シーズンの『くるみ割り人形』が、あまりにどんぴしゃだったので、今季は全然違うイメージでくるんじゃないかな、と思っていたらやっぱりね。 バリバリのクラシック、難しいけど、よく挑戦してると思う。 （出だしがいきなりグリーグのピアノコンチェルトで、あうっとなってしまいました^^; すみませぬ） 木戸さんが、髪型のせいかな、去年よりまたぐっとすっきりしてかっこよく見える。 そして上位争いへと突入していくのだけど、今季のアイスダンス、新ルールのせいか何が理由かわからないけど、どのカップルも皆似たような印象でプログラムの個性が今ひとつ感じられないの。 やたらとリフトも入るし、はいミッドラインステップ、はいダイアゴナルステップ、スピンが入ってまたリフト。 音楽も、偶然にかドラマティック系が揃っちゃったし…。 ペアでも感じたしシングルでも思った、なんだか、みーーんな、どの競技も似てきちゃったなぁ……。 という訳で、デンコワ組がナフカ組を振り切って優勝して、３位にはデロベル組が入って……私にダンスの採点しろって言われても無理だな。＜誰も言いません。 むしろ表彰式のこと、第二位、ってアナウンスされても出てこなくて、リンクサイドにすら居なくて、えええ、まさかまさか、待ってよまさかそんなこと？ 不安になって数分経過して（数十秒？ いや一分以上は経ってたような…）ようやく女性が出てきたと思ったら男性のほうがいなくて、一人で困ったようにほっぺた押さえてリンクでくるくる回ってて、ようやく男性が衣装を整えながら現れて拍手を浴びたわけなんだけど、何かアクシデントがあったのか悔しくて心を静めていたのか、もしかして泣いていたのか単に些細な用足しだったのかわからないけど、なんだかなぁ……遅れてきて拍手喝采ってのも一位の選手に失礼ではないかいと、ちょっと思ったことの方を覚えていたりして。 ちゃんとお互い祝福しあっていたし、それはホッとしたんだけどね。 おまけに、ビクトリーランとかプレス用の写真撮影のとき、スタビスキー氏が、セレモニーで貰った花束をトロフィの中に挿して（それは花瓶か！？^^;）何も持たずに行っちゃって、いつまでも表彰台の上に花瓶かオブジェのように残されていたそれを、最後にスタッフが表彰台と一緒に片付けてたり、なんて妙なことばっかり記憶に残っているのだった（笑）。 のんちゃんたち最終８位、奈加子さんたち９位。 整氷中はロビーを歩く。 売店ブース、スケートグッズ類は充実。 飲食物はちょっと……いまいち食べようという気が私には起きなかった^^; お花屋さんも、せっせとお仕事中。 入場時に、花束はきちんと上を覆ってください、そうなってないものは花売りブースに寄って……とアナウンスが入っていたのは良かったな。 （しかし、見事に上部がぱかっとあいた花束を、何度も投げに下りて来ていたガキんちょがいたのだ……案の定届かずに（この場合届いても困るが）、何度もスタッフの頭を直撃していた……やりたい気持ちはわかるが二重にまずい、とりあえず、謝ることも覚えなさいっての……親は？(-"-;） おっと、脱線。 『ワールドフィギュアスケートNo.15』、先行販売。 『日本女子フィギュアスケーター オフィシャル応援ブック』。だから男子版も出してくださいよう（笑）。 台風など自然災害の被災地への義援金受付コーナー。 ひときわ大きい箱が、先の新潟中越地震へのもの。中越地区出身者としては、胸に沁みるものがあった。 募金をしてくださった皆さん、本当にどうもありがとうございます。深く深く感謝しております<(_ _)> ふと見ると、デモンストレーションで地上波とハイビジョン両方の現在の放送を流してて……、小林くんが滑っていた！ 男子SPの地上波放送が、始まったところだったのだ。 ということは。さっきの演技が、ここでまた観られる！ うわ、皆に知らせなきゃ！ と思ったは思ったのだが、根が生えたようにその場から動けなくなってしまった。 だって、どう編集されたのかわからないんだもん。武史くんが何番目に出てくるのか……このままだと薄情者になってしまうんだけど〜どーしよーーー。 （会場では電源を切ってることが多いので、携帯電話という選択肢は浮かびもしなかった^^;） しかし、心配は無用であった。 気がついたら見知った顔が全員見事に揃っていた。さすがだ（笑）。 偶然ながら当然ながら、御方様もいらっしゃいまして。これから始まりますよっ。 隣の画面では女子フリーの生放送中。そろそろ６分間練習が終わってしまう……が………ごめん、アンバー、許してくれ。 私はこれを観なければならんのだ。 もやもやと漂う異様なオーラを感じ取ったのか(^_^;、スタッフのお兄さんがそっとリモコンを手にして、双方の画面の音量を変えてくださったのですよ！ 嬉しかった。 氷上に武史くんが現れる。 そしてイントロが……………あああああ。言葉になんかできないよ。 さっき観たばかりなのに、知ってるのに、ジャンプが決まれば「よっしゃ！」と小声で叫び、ステップに合わせてやっぱり「がんばれ、がんばれ、もちょい、いけ、いけ！」とひたすら呟いてしまうのだった。やってること、全くおんなじ。 終わったらもちろん拍手。 手を取り合い、抱き合って喜ぶ私らなのであった………。 実はこの間、とってもかわいーーーい出来事に遭遇したのだけれどー(*^o^*) それは秘密です（笑。いや、可愛い女子選手たちが可愛いことを言って、去っていっただけなのです）。 あ、女子フリー観なきゃ。 スタッフのおにいさんにありがとうございましたと御礼を言って、リンクに戻る。 採点の合間に急いで席へと走りまして。 第二グループ、日本選手三人、続けて並んでる。 どうやったらこうなるのか、抽選の偶然ですか。面白いよなぁ…。 昨日５位のボルチコワ。 彼女は、いいときも悪いときも、どちらも淡々としてて印象が薄い気がしてしまう。 良かったのか悪かったのか、わからないで終わってしまうこと、往々にしてあり…。 日本選手のスタートはいきなり、静香ちゃんから！ 薄いピンクの、しかしなんと豪奢なジュリエットであることよ。 演技内容は、静香ちゃんにしては少々物足りなく感じてしまうもので…。 ちょっと小さく、守っちゃったかな、という印象を持った。 続いて恩ちゃん！ ダークカラーに桜の花びらが散る衣装は和を意識しているのかな。 去年の辛さを覚えているので、今年は心底はじける笑顔が観たいの。 彼女も「戻ってきた！」って思う。 まだ全開ではないけれど、どんどん攻めていく感じ、決して後ろ向きにならない感じ。 例えば2A-3Tなんて、去年までなら必ず間にステップがひとつ入っていたんじゃない？ 今年はおお〜って思ったもん。 純粋に上を目指そうとする果敢さ。それが垣間見えたのが嬉しい。 ラストのルッツで転ばなければー！！ 観ていてすんごい悔しかったっ。 だけどスクリーンに映った彼女の表情と、それから新しいコーチとの良い関係が見えるようでそれはとても嬉しかったよ。 美姫ちゃん。 “勢い”というのは、こういうことを言うんだろう。 まだ、何を表現したいのかはそのプログラムから明確に見えてこないけれど、気がついたら演技が終わっていた。 ジャンプばしばし跳んでいた、そんな記憶しかないほど。 フリーだけでは静香ちゃんを上回ってる。うん、今日の演技はそれが正しいと思う。 総合では２位。 後はリアシェンコさんとソコロワちゃん。 正直、ほとんど覚えていない(^^; ただひとつ、ソコロワちゃんが終わった後、点数を見て溜息混じりの悲鳴（？）を上げてしまったことくらい。 恩ちゃーん、えーんえんえん。 表彰台まで、ほんのほんの僅かの差……。ラストのジャンプ、決まっていたら……。はうう。 珍しく私のほうが、過去を振り返ってギリギリしてしまったのだった。なんつーか、情けないんだけど。 だってさー、観たかったんだもん。三人揃って台に上がるところ。恩ちゃんが取り戻した笑顔。 だけど、ファンが後ろを向いてはいけないのです。 さあさあ、次いってみよー！ 名古屋駅まで戻ってきて、本日の夕ご飯。まずはビル内の洋食屋さん。 メイン用にと、手羽先屋さんの電話番号を控えていたのに、夢中になってすっかり意識が飛んでいました。誰一人として「予約」って言葉、思い出さなかったもん…。 昔懐かしい、結構ボリュームのあるごはん。 ホテルに戻る間に、件の手羽先屋さんの店舗がいくつかありまして、覗いてみたら今なら入れるとな。 というわけでいそいそと二次会開始（笑）。 先に入りたかったねぇ、お腹ががもう一杯なんだよぅ。 それでも、これははずせませんでしょう、と胡椒の効いた名物をいただく。 壁にチラシが貼ってあるんだよねー、全国宅配……。まぁ、無理しなくても自宅で味わえるものってことなんですが、土地に来た感はやはり得難いもの。 明日は男子のフリー。 字面にしてしまえば去年と同じことなのに、まったく違う心持で、翌日を待つ自分がいる。 こんなに嬉しいことはないよ…。 |