−Shizuka Arakawa Friends on Ice−
(06/05/08/at Shin-Yokohama Prince Hotel Skate Center)

しーちゃんと愉快な仲間たち!!


06/08

新横詣で二日目。
しかし昨日とはまた打って変わってこのふわふわと浮いたような心持は何?(笑)
いや、昨日も楽しかったけど、やっぱり今日は特別。
五月前半のスケートラッシュの中、どれよりも楽しみで、何があっても行ってやるとチケット取りの時点から息巻いていたのだから。

昨日どうやらひいてしまった風邪を、薬と喉スプレーと気合と根性で何とかねじ伏せ、声も万全とはいかないけどちゃんと出るし(昨日は、今日のことを考えてひゅーひゅー言うのをある程度自粛した。笑)。
今日も喉スプレー持参よ、待ってて武史くん〜(はあとにおんぷ)。


チャリティショーらしく入ってすぐ右側に募金箱が置いてあり、千円以上入れるとショーのチラシとオリジナルストラップが貰える仕組みになっている。
勿論、入れますとも! あ、いや、別にストラップが無くても募金するつもりでいましたが(笑)。
若いスケーターたちの未来の為に!

この他のパンフレットや物販コーナーは、一切ナシ。
スナックコーナーは片側だけ営業していた(よね?)。
アリーナ席と登退場用のセットは昨日のまま。プリンスアイスワールドのものを、そのまま使わせてもらうのね。
日程をプリンス終了の翌日にした理由の、ひとつかもしれない。

さて本日のお席は、西側スタンドほぼ中央、狙ったって取れないスペシャル席だ!
よくぞプレオーダー当ててくれました友よ〜(;_;)
先に別の人の荷物が何故か席においてあり、アレ? アレ? とやっていたら、スタッフが対応してくれた。その説明によると、チケットの印字が一部間違っていて、ぴあは本当は東側なのに西って印刷されたのがあったとか何とか。おいおいおい。

立ち見エリアもあって、場内は満席。やーーすごいね! 嬉しいね!
いつものファンに混じって、「フィギュアスケートを観るのは今日が初めて」っぽい雰囲気のお客さんも多い気がする。
キンコンカンコンと鐘が鳴って、いよいよ始まり!


舞台裏から、「オオーッ!」というような気合の声が聞こえる。
あ、円陣組んでるかも! 早くも高揚。

照明が落とされた中、静香ちゃんの挨拶が流れる。続いて聞こえてきた曲は『ユー・レイズ・ミー・アップ』。
この曲でスタートか! スポットライトに静香ちゃんが浮かび上がる。

フィギュアファンからすれば、生・映像合わせてもう何十回と観たプログラムだけれど、初めて目の前で観る方々にはやっぱり感動ものであろうと思う。
お隣さんは「きれいーーー」とうっとり溜息をついていました。

振り付けはアドリブ繋ぎ(?)の短縮バージョンで、曲が盛り上がる中しーちゃん退場。
そして“フレンズ”メンバーの登場!

一番最初に出てきたのは、宮本賢二くん? 出るんだ! パートナーの女性は誰!? 新しい人? 見つかったの!? え? え??
しばしわたわたとうろたえる我々。だって気になってたんだってばさ、奈加子さんの引退の後!

……………………よおーーく見たらば、有川梨絵ちゃんでありました。わーお!
これはこれで嬉しいぞっ。

次々と出てくるスケーターたち。
顔見せをした後、一度引っ込み、改めて紹介アナウンス付きで登場!
武史くんは「Two-time World Bronze Medalist あ〜んど Six-time National Champion!!」(Six-timeまでは言ってなかったかも、もう覚えちゃいない^^;)
↑一緒に行った友より、ちゃんと言ってたって。やったあ!(^^)
昔からよく着ていた、青のグラデーションの衣装。

大きくて長いイーグルの美しさといったらもう、筆舌に尽くし難いわ。
岳斗くんとパンッとハイタッチしたときには、拳握っちゃった。
いいねいいね! すごく嬉しい。
おそらく急ごしらえだろうグループナンバーがサマになるのも、さすがのメンバーたち。


そして誰もいなくなったリンクに「シズカ・アラカワ!」のアナウンスが流れて次の瞬間、パッと照明がつくとトゥーランドット!!

イントロが始まった直後のどよめきは、未だかつて経験したことが無いくらいのものだった。
私も「うわーーーっ」て言っちゃったもん。
衣装もトリノで着たブルーのもの、のっけから出し惜しみ無しの大盤振る舞いだよ〜。

始まる前に、トゥーラン観たいねとか話してたのが、いきなりかなっちゃった。
短縮バージョンだろうがジャンプの難易度が落としてあろうが、そんなのは些細なことだ。
このオープニングで、今日の観客たちは“大歓声をあげるのにまったく躊躇しない”興奮の坩堝に入ったのでありました。
こうでなくっちゃね!(しかしかっこいいなぁ!)


大歓声が収まった頃、司会の女性がマイクと進行表(かな?)を持って登場。
マイクを受け取ったしーちゃんから「お友達の、はるなさん」と、紹介されます。
本職の司会者ではないんだそうだけど、はきはきとしていて、最初私はプロの方かと思ったよ。
ちゃんと白いスケート靴を履いているんですよー、スケーターさんだったのかな。
バックのスクリーンには、仲良しツーショットの写真と名前が大きく映し出される。

「しーちゃんは、食事のとき、前菜がアイスクリーム」という話をはるなさんが暴露。いや、暴露というよりはむしろさもありなん、の確認?(笑)
楽しんでくださいっ、というわけで、“フレンズ”メンバーの演技へ!


先陣を切るのは、静香ちゃんと一番長いお付き合い、というりえちゃん&けんちゃん。
登場前に、静香ちゃん自らのアナウンスで、各出演者の紹介が流れます。

スクリーンには二人としーちゃんの小さい頃の写真。りえちゃん、可愛い! けんちゃん、別人!(笑) しーちゃんも別人だあ。
まずはけんちゃんが一人で出てきて暫くダンス。ヒップホップ系? 衣装もそれ風。てか、それ私服?
頭は黒のニット帽か布を巻いているのか、服は全体にダボ系の、いわゆる、そんな感じ(説明になっているのか^^;)。
身体のあちこちが思う通りに動くんだなぁ、と感心しながら観る……さすがダンサー。
りえちゃんが出てきて、二人で組んで。

なんかね、とっても自然というか、当たり前のようにそこに手があって、脚があって、顔がこっち向いて。
難しいリフトとかステップとかはしないんだけど、アイスダンスのカップルってこんな風。
りえちゃん、観客の前で滑るのは随分久しぶりだと思うのに、やっぱりすごいな。
コーチとしては滑っているのだから、身体はちゃんとついてきているのは当たり前なんだけど。

フィニッシュで一度照明が落ちて、再び明るくなってから挨拶。この余韻がよろしい。
はるなさんが出てきて、お二人にインタビュー。
「何かとっておきのエピソードをひとつ」という問いに、りえちゃんが「さっき、前菜がアイスクリームと言っていましたが、昔はアメリカンクッキーでした。こう、大きい、ソフトな」
やっぱり食べ物なのね(^_^;
けんちゃんに同じ問いをかけると、返って来たのは「さっき、前菜がアイスクリームと言っていましたが、昔はアメリカンクッキーでした」
まったく一緒やん!!

さすがは関西人ですねーという締め(^^;で、退場。


続いては田村岳斗くん。
仙台のリンクで一緒に練習して、高校の先輩でもあり、佐野先生にも習っていた、という紹介。
写真は比較的最近の二人のツーショット。後ろに並んだビン類は何ですか(笑)。どっかでゴハン食べたときのスナップかしら。
「では田村先輩、お願いします!」

昨日までプリンスで滑っていたのと同じナンバー、スカパラの『オール・オア・ナッシング』。
ウエスト高めのサスペンダーパンツにグレイ(シルバー?)のシャツ、リボンのついた帽子。ちょい『カンタループ』風。
ノリノリアップテンポの曲で、ただかっこいい系の踊りじゃなくって、随所に岳斗くんらしいお茶目な振り付けが入って、いや〜観せ方うまくなったねぇ!!
プリンスでも思ったけど、ショースケーターとしての“華”に磨きがかかってる感じだわ。

ユニークなフィニッシュの後、特にインタビューは無しで退場。
あら。第二部であるのかな?


大親友という恩田美栄ちゃん。
写真は、数年前の代々木壮行会フィナーレでの、二人のペアスパイラル。笑顔爆発だー。
曲は今季EXの『ハートバーン』。衣装もおなじみ水色の。

迫力のダブルアクセル、「たっか〜〜〜〜(嘆息)」
思わず声に出ちゃった。だって、とんでもない高さだよ! 回転不足とはまるっきり無縁の。
トリプルもばしばし降りて、恩ちゃんのジャンプが戻ってきたね。それでこそ。
ダンスの決めポーズも、さりげなくビシッと決まってるんだよなぁ。印象的って言うのかな。

恩ちゃんもインタビュー無しで退場。


高橋大輔くんは、いつか野辺山だったかで見た紫ベストの衣装。
しかしそれより何より、髪! 切ってくれないかい……。いや、個人の好き好きだけれど……。ううう……。
ドルトムントのワールドにも一緒に出て……等々の紹介。
「ラストのステップに注目してください、とのことです」
曲は、これもおなじみ『ノクターン』。

リンクが狭いので、ステップは行って帰って、みたいにアレンジしてた風。
ジャンプがホントに安定してきたね〜。
フィニッシュの後、はるなさん登場、大輔くんはここでインタビューです。

何か面白いエピソードは、の答えが、「眠たくなるとすぐに寝る体勢が云々かんぬん・・・」
?????
「DVDとか観てても、なんか、寝たくなったら寝るってわかるんです・・・云々・・・」
???????????

わからんぞーーー!!!(笑)

意味不明のまま大ちゃん退場(^^;


ここで海外からのゲスト、ということでアレクサンダー・アプト。
プリンスが終わっても残っててくれたのね。
さすがに、ツーショットの写真ではなかったけれど、事前に収録したインタビューのビデオが流される。
彼から観たシズカはこんな、とか、このチャリティショーについてとか。

曲は、プリンス公演と同じ、アップテンポのナンバー。
サングラスをかけたりはずしたり、上着を脱いで白のタンクトップになったり。
髪も短くした為か、なんか、遠目にはヤグに似てきたなぁ、みたいな感じが……するのであった。プログラムのせいだろうか。


続いてのフレンズは中野友加里ちゃん。
「スケートアメリカで同室になって、最初はどんな子だろうと思ったけれど、しっかりしてしていて……」というような紹介。
写真は、黒十字架衣装のしーちゃんと、やはり衣装姿でにっこり笑顔の友加里ちゃん。これはいつのだろう。
何度観ても心洗われる、『アメイジング・グレース』。

思えば、シーズン頭に初めてこのプログラムを観たとき、なんてきれいになったんだ、と思った。
それから、もっともっと大変身を遂げたんだなぁ……。感慨。よく諦めずに頑張ってきたと思うよ。努力の賜物って、素晴らしい。

そしてインタビュー。
「みんなで中華料理を食べに行ったとき・・・」
また食べ物かいっ!(笑) 思わず突っ込んでしまうわたくし。
「食べているとき、高橋くんに『酢豚が似合いますね』と言われて激怒していました
爆笑。

酢豚が似合うってどういう意味だよ大ちゃん……お腹痛い。
それから、「テレビでチョコミントアイスが嫌いって言ってましたが、実はセロリも嫌いです」
あ、そーなんだ。へー。
食べ物ネタ2連発の友加里ちゃんでした。


そして。
「小学生の頃から同じリンクで練習していて……」
はい、武史くんの登場ですよ!
ツーショット写真は、最近の……というか。ひとシーズン前くらいの、ちょっとウエイトオーバーでヘアスタイルが寿司職人サンみたいだったときのじゃないですかあ(^^;
ちっちゃいしーちゃんとちっちゃい武しゃんが並んでいるのが見たかったなあ! と願望をのたまってみる。

音楽は、ナット・キング・コールの『ラヴ』。
先月観たときより、また体重落としてきたのが見てとれる。うんうん。
何十回も観た気になってるけど(笑)、生の演技はほんの数回なんだよなぁ、ほんとは。
頭の中ですっかり再生できるくらいになってるわ(笑)。

だからか、その、あー、えーと。
音楽と振りが全然合ってないよ〜〜、どんどん先に行っちゃってるよ〜〜、わーすっかりずれてるよー。
どーしちゃったの、頭がミニパニック。あれ。これって。

身体が動くようになってきてるのか。

痩せてきてるし、滑りも戻ってきつつあるなら……身体のキレが戻ってきているのなら。
『ラヴ』のゆったりモードじゃ、もう満足してられないかもね。
この“ほんわりふわふわ”な雰囲気も大好きだけど、身体が戻った武史くんには、もっとごんごん突っ走ってもらう方がいいのかも。
この雰囲気も大切に持っていて欲しいけど(きっとずっと持っててくれる)、振り付けが曲を追い越しちゃったら、もう卒業かもしれないな。素敵なメッセージは、しっかりと貰ったから。

…………なんてことを、思っていたのでありました。
以前からこれはちょっと下を向いて滑ってる感があったので(最初は全然気にならなかったんだけど、だんだん)、これからはバッと顔を上げて、ぐいぐい滑ってくれるといいなぁ〜。
あ、もちろん、脚と相談しながら、ゆっくりね。

バレエジャンプは二回、たっかくて大迫力できれいでかっこいいの!


フィニッシュと挨拶の後、しーちゃん&はるなさん登場。
しーちゃんは黒いトレーニングウエア風の上下で。
まずは武史くんにインタビュー。

「仙台で練習していた小さい頃、ジャンプとかじゃなくてただのストローキングで転んで、腕を骨折したのに、練習にやってきてダブルアクセル跳んでた。こいつはすごいっと思った」
場内笑。
文字に書くと淡々としてるけど、武史くんが喋るとなんか、可笑しいんだよう。

そのまま、しーちゃんのお喋りからお楽しみ抽選会へ。
「皆さん、楽しんでますかー!」
いえーい、楽しんでるよー!(^o^)

景品は、トリノ土産のマウスパッドと、フレンズ・オン・アイスのロゴ入りオリジナルTシャツ。ともに静香ちゃんのサイン入り。
今、しーちゃんも着ています。Tシャツは、出演者全員が同じのを持っているとのこと。

えーー、Tシャツつくったんなら、ここで売ってくれればいいのに! 絶対買ったよ!
黒のジャンパーにもロゴが入ってるし、あれもお揃いでつくったんだね。欲しかったー。

静香ちゃんが説明をしている間、武史くんはアシスタント・ガールよろしく、景品を掲げてリンクを一周。大笑い。まったくアナタは。
抽選は、座席番号で。ドラムの効果音も入って、ジャーーン。
「東側○席……」「おめでとうございまーす」

「どちらからいらっしゃったんですか?」などと、ちょっとインタビュー。
武史くんが引いたのが当たった人に、武史くんが話しかけてて、「あ、僕じゃなくてしーちゃんと話しますよね」みたいなことを言ってへこへこ脇によけたりして、なんかいちいちそういうのが変わってないなーっていうか、好きだ!(笑)

そして、当たるのは何故か東側ばかり。ナンデだ!?
これはマズイかも、と箱を持ち上げて激しくシャッフルする武しゃん! 次いで箱を抱えたままく〜るく〜るく〜るとスピン。
や、その速度じゃ混ざらないから、ただの水平移動だから!

最後の責務を負った武史くん、「なんかあの辺から怖い視線が飛んできてるんで(笑)」って、指差した辺りはちょうどうちらが座ってるんですが。念が届いてた? もしかして。いや気のせい気のせい(笑)。と言いつつ、チケット振ってお願い〜とか騒いでいたのはどこの誰だ。
がっしゃんがっしゃんかき回してようやく取り出した一枚は、「西側!」 お見事。

はるなさん「クジ運いいんですね〜」
武史くん「いや、悪いです」
そうだよね〜、一番滑走とかラストとか一番とかラストとか一番とかラストとか、過去に何回引いたことか(^_^;
トリノ五輪の大輔くんどころではないその的中率だったよね〜。
しかも狙って引けるんだから(笑。00-01全日本とかね〜)。アレ?
それってクジ運いいってことか???

後半も楽しんでください、と、ここで整氷と休憩。
いやーー楽しい!!


INDEX  NEXT>>