今回、祝プリンスデビュー、ということで、「Rooters of Takeshi 一同」で、スタンド花を贈りました。
皆で応援しているよ! 新スタート、ガンバ! そんな気持ちで。

それがこちらです。

何から何まで若葉マークのタケシチームに、いろいろとありがとうございました。>Mさん〜
そして、お花を見てくださった皆様、一緒に応援している気持ちになれたと伝えてくださった皆様、本当にありがとうございます。
これからも、皆で! どうぞよろしくお願いします!

休憩時間、お花たちの並べられているところを見に行ったり(東伏見は通路に飾られているので、そこを通らないとわからない)、所用を済ませたり。
観戦・観覧で常に起こる問題として、女性用お手洗いの件があるのですが、今回は外の駐車場に仮設トイレを設置してあり、私はもっぱらこちらにお世話になりました(笑)。
ちょっと距離は歩くけれど、行列のストレスとどちらを選ぶかと聞かれたら、私は歩くほうを選ぶわ。
一度は、後ろから走ってくる足音に急かされ&恐怖を感じ、思わず自分も走り出して目的地に先に着いて「勝った!」とか思って振り向いたら、相手は小中学生くらいの女の子たちだった。何子供相手にムキになってんだ(^_^; でも勝った(笑)。


東伏見のリンクには大きなロビーなどは無いため、物販はおおむね屋外ということになります。スペースが無いのだから、これは仕方が無いでしょう。
むしろ入り口での混雑が緩和されて良かったかな、と思うくらい。大雨とかだったら、ちょっと辛かったかもしれないけど、幸い大きな崩れは無かったから良かった。

ジャケットや膝掛けのレンタルもあって、これで助かった人は結構多かったのではないかなぁ。
大丈夫ですかと聞きたくなるような薄着の方々を、たくさん見かけたので…。皆さん、普通、リンクは寒いです。冷蔵庫と一緒です。
次回からは、防寒準備を怠り無く。

物販は、定番のプログラムや各種アクセサリーの他、最近お目見えしたのが、ビーズの携帯ストラップ。
スパイラルバージョンとかイナバウアーバージョンとか、気持ちはわかるけど……そのポージングは誤解を生みますって。反るのがイナバウアーじゃないしぃ〜(汗)。
他、トゥーランドットの音楽を流してCDを売ってたり、静香ラベルのワインセットとか。
これ、次の公演でも置いてあったら、メーカーと中身を確認しよう……ことによっては(笑)。

こんなワインの武史バージョンを出すとしたら、エッチングのシルエットはやっぱり雄大なスプレッドイーグルよね。
グッと角度のついた、絶品のやつ!
写真のほうは、飛び切りの笑顔で………。なんて、どこまで続く妄想が(笑)。


テントの中に、盲導犬育成のためのチャリティTシャツを販売しているスペースがあり。
このテントでは、公演の合間を縫って、出演者が同じTシャツを着て売り子さんをしていました。
購入した人には、サインを書いてくれたりして。
私が見たのは、章枝ちゃん、武史くん、岳斗くん、それから宮本賢二くん、などなど。
暑い中、本当に、お疲れさまでした、そしてありがとうございます。
盲導犬くん(ちゃん?)もいましたよ〜。


二部に備えてペンライトを買い(これ、次は事前に探して買い込んでおかねば)、席に着いて一ベル、そして二ベル。
正確にはベルではないけど。キンコンカンコン♪


☆日替わり一日店長/インタビュー
第二部のスタートは、本日の一日店長の紹介から。
ゲストスケーターの一人をピックアップ、スーツ姿の薄田さん(だよね?)がインタビューをしていきます。

初日:静香ちゃん
二日目:章枝ちゃん/武史くん
三日目:大輔くん
最終日:静香ちゃん

ここではやっぱり、武史店長の話を。
いや実は、あまりの不意打ちに動転しまくったというのがほんとのところなんだけど(笑)。
なのであんまり、細かくは、覚えていません…(^_^;

本田さんといえば、世界選手権で2回銅メダル、四大陸選手権で優勝と、輝かしい成績をたくさん残されたわけですが、今年からプロになって云々、という話。
今は関西大学のリンクで、上は大輔から下は小さな子供たちまで、幅広く教えています、という話。
プリンスの公演は、この後全部出ます、という話(後から開催が決まった分は、少々怪しいと私一応思っております^^;)
そして、新しいプログラムが出来ているのだけれど、今回はコスチュームが間に合わなかったので、以前滑っていたプログラムを滑ります、と。

「このプログラムは、ファンの皆さんにとっては非常に嬉しい、また本田さんにとっても思い出深いものということですが」
『世界選手権で、2度目の銅メダルを獲ったときに滑ったショートプログラムで(ここで客席から拍手〜)、カート・ブラウニングが振り付けをしてくれたんですけど(ここでもまた拍手〜)、』
『そのとき、四回転、降りてるんですが、今日は、それはやらないんですけれど………』
残念!(客席からの声)」
『や、あの、無理なんで、はは、は、あはは』(にこにこ)
笑いと拍手。

既にもう衣装を着ていらっしゃいますねー。では、これから滑っていただきましょう! 

で、一度暗転、スクリーンで武史くんの紹介映像へと流れて行ったのでした。
ここで、告白。四回転の話で「残念!」と声を飛ばしたのは、one of チームタケシです(笑)。すいませんすいません。だって武しゃんの四回転、大好きなんだもん〜。
叶うものならば、また観たいのよ。いや、無理はしないで怪我はしないで。ああ、ジレンマ。



☆ゲストスケーター/本田武史 『Leyenda』

武史くん、痩せたっ!
チームタケシ・スタッフ内では、外見に関して非常に厳しい目を持つ組と、甘々さん組といるわけですが(はは。ちなみに私は、実は厳しいほう筆頭。ホントよ?)、その私が言うんだからこれは間違いないです。
もしかしたら、筋肉が少し落ちたのかもしれないな、とか、痛み止めを飲む必要が無くなって、副作用が消えてきたのかも、とか(それは喜ばしい)、いろいろと要因を思い浮かべて。
とにかく、明らかに半年前とは、違うから……。

腰や膝に、余計な負担がかからなくなって、良い方向に進んでいるのかな。だとしたら、本当に嬉しい。
衣装は、上は『Rapsodia Cubana』の、下はベルベット風の、これはFOIでも着ていたものだろうか。

◇初日一回目。「武史先生、練習不足っ!!」
ひー、ごめんなさいごめんなさい(^_^;
だってだってだって。ほんとにそんな感じだったんだもん。
音楽に乗り切れていなくて、頭と身体が上手く連動していない感じ…。
三つ目のジャンプに入れなくて、流れた後に豪快なデスドロップで差額清算(?)していたけどね!(笑。いや、あのデスドロップは本気でかっこよかった)

全般的に最初から最後まで客席がおとなしめだったこともあって、他の出演者も身体の動きがいまいちだったこともあって、すっごく悔しくなっちゃって。
この、初日一回目しか観ていない方には、是非とも後半のほうの回を、もう一度観ていただきたかった。
それほどの激変が、この四日間で、ありました。

◇初日二回目。
アクセルすっぽ抜け。悔しい〜。
でも、ジャンプはふたつ入ったもんね! 一回目よりよくなってるもんね!
(そのトリプルアクセルは、フィナーレでなんとか決めました)
キレイなの練習で跳んでるんだよ〜、と言うのは、関大リンクでその姿を目撃しているsumireさん。
うんうん、だからもうさ、試合じゃないんだからさ。若葉マークなファンもまだまだ、修行が足りんです(笑)。

◇二日目の一回目。
昼の部は、どうしても身体が固くなっちゃうのかなぁ。
何が悔しいって、アクセルがすっぽ抜けるのがホントに悔しい。彼のアクセルは絶品なのに!
あの豪快な高さと美しい放物線を、皆に見て欲しい。

◇二日目夜公演。
ジャンプはまだ完璧には入らないのだけれど。
一日店長の直後で、気合が上手いこと入ったのかしらん。スタートで手を打ち鳴らすところから、あの独特のオーラが沸き立っているようで。
そして、武史くんの、スケートの艶やかさが! あのきゅーーーーっと入る伸びやかさ、気持ちよさが、すっかり戻ってきてました! そうそう、これだってば!

『Leyenda』は、元々ぎゅんぎゅん伸びるスケートを想定して創られたプログラムだと思うのだ。
スケーティングが戻ってくると、リンクの狭さがもどかしい。
それでも、そこをクリアして魅せるのがプロフェッショナルなのだということも、わかるのだけれども。
この小気味良いスケートの伸びは、フルサイズのリンクで、競技仕様で観たいなぁと、ちょっぴり甘酸っぱく思ってしまうのだった。

前列に座っていたご年配のグループが「さすがに上手いな〜」と感嘆する声が聞こえてきて、素直に嬉しい私たち。
でしょでしょ?

◇三日目昼公演。
スケーティングは、すっかり戻ってきたみたい。
ジャンプあともう少し〜。武史くんだって、しっかり跳びたいはずなんだ。
ガンバレガンバレ。

◇三日目夜公演。
ついに、ついに。
溜息の漏れるような極上のトリプルアクセルが。
リンクの中央でぽーんっと高く上がって、鋭くランディングが決まると。

めっちゃくちゃ、かっこいいのっ!!!

なんて美しいんだろう。やっぱり、武史くんのアクセルは最高だ。
コレが決まると、本人もがんがん乗ってくるよ。
流れるようなサーペンタイン、対角線を長く取ってのストレートライン。
ショー冒頭から非常に反応がよかったこの回の観客は、きゃーきゃーワーワーひゅーひゅー、手拍子と歓声で、この坩堝状態がたまらなく心地良い。

そして、しっかりと、『レイエンダ』だった。
この曲でこうジャンプが入るからレイエンダ、ではなくて。魂の入り方と言うか……。正直、初日初回は、曲はレイエンダだけどレイエンダじゃなかったの〜(T_T)
今日のこれは、もう、間違いなくレイエンダ。2002−2003年が、あの興奮と感動が戻ってきて、泣きそうになっていました。
加えて、細かい振りとか、表情まで。頭で思い出したのではなく、たぶん身体のほうが思い出して、自然とそう動いているのではないだろうかと…。
今日、観られたお客さんは幸せだぁ!

◇最終日昼公演
スケーティングの艶やかさは俄然輝いているのだけれど、アクセルで転倒〜(^_^;
でも、でもね。日程前半では、転倒でもなく、いわゆる“パンク”が続いていたのだ。要はタイミングが合ってない、踏み切れない。やたらと大きいシングルアクセル〜って感じで。
それが、プログラムの中で三回転半、きっちり回る、そのための踏み切りを身体が思い出してきたのだと、そう思ったらやっぱり嬉しい。
楽はキッチリ決めてくれ〜。

◇千秋楽
東京公演、最後のレイエンダ。
静岡のチャンピオンズ・オン・アイスからは、新プログラムに移行すると思われるので、もしかしたら、本当に最後のレイエンダ。
祈るような気持ちで観てしまうよ、未だに(笑。気が付くと手をぎゅううっと握ってる)。

さすがに、意地です。
冒頭の3トウ、そして3アクセルと、やっぱり高くて美しい〜。
トリプルアクセルは、中学生の頃から、得意のジャンプだったものね。本当にきれい。
そしてオチのように、三つ目のジャンプがダブルに。あいや(^^; でも、いい。いいもん!
ステップでも大歓声で、本人もニッコニコ笑顔ではけて行きました。
きゃーきゃー武史くーーーん♪

(これ、この、あの、と指示代名詞がやたらと多くてすみません……(^_^; 何と表現したら良いものか)

なんだか、ワンシーズンの始まりから終わりまでを、この四日間で凝縮して観たような。
そんな感覚に陥ってしまうほど、感動的な変化の過程でした。


★フラワーショップ
おっと、気持ちを引き戻して。
『夜桜お七』
桜の着物、狐のお面。鬼火、狐火? 提灯と紋付裃袴。
大人数入り乱れる、非常に幻想的な演出で、私は結構好き。
個人的ツボもいろいろ入っているけど、紋付袴にグッとくるのは、日本人の血なのかしらねぇ(^^)

『カルメン'77』
赤と黒のミニドレス、大きな扇子、バラの花の帽子……てか、被り物……。……………………。
思わず、本家本元ピンクレディーの振り付けをこっそり客席でやってしまう私。条件反射なんだよコレ。
刷り込みって恐ろしいや(笑)。

『Loss of Love(ひまわり)』
スクリーンにはいっぱいのひまわり、青谷いずみさんソロで登場。途中からペアっぽく。

『花』
フラワーショップに出演したプリンスメンバーが出てきて、EXシートのお客さんに、小さなプレゼント。
お花かな、それとも棒付きキャンディ?


そしてここで、百貨店男子チーフから、スペシャルプレゼント! という紹介アナウンス。

★田村岳斗
新横浜では、アップテンポな『オール・オア・ナッシング』だったわけですが、ここ東伏見では。
真っ暗な中、静かなピアノの音色が流れる。なんだか、どこかで聞き覚えがあるような………って。って!

ま、『真っ赤なスカーフ』!! ってことは!

パン、と照明が付くと、軍服風の衣装で、かつてのフリープログラムのイントロが流れ出す。
『宇宙戦艦ヤマト』、再び!
うわあ、これはファンには堪らないだろうなぁ。

振り付けや曲は少し変えてある様子で、例の「敬礼」も、おなじみのメロディラインも無かったけれど。
EXシートの女性客に、首のスカーフをはずして手渡すというシーンもあり。黄色い歓声〜。
(ここ、フェンスを跨いで渡してたんですな……(^^; そのままじゃ届かないのね)

振りのダイナミックさはそのままに、なんだか、ジャンプがとてもキレイになったような気がする。
現役時代、彼の降り方が余り好きではなかったのだけど(膝の柔らかさは大したものだと思っていたが)、今はとってもシンプル且つ無駄な動きのないジャンプに変わってるように見えて。
ああ、コーチとして教えているから、基本に立ち返るのかもしれない……。生徒さんが失敗したら、何故出来ないのか考えるだろうし、手本を見せてあげもするのだろうし、それがショースケーターとしても大きな糧になっているのではないだろうか。
元々華のある選手だったが、今の岳斗くん、すっごく好きになってしまった。

ラスト、もう一度『真っ赤なスカーフ』が流れ、スカーフを貰ったお客さんにピンスポットが当たり、そちらに手を伸ばして明りがフェイドアウト……という、余韻の残る終わり方。

これ、私のように幼少時にヤマトを見て育った者には涙ものの演出だったわけですが、大元のアニメや『真っ赤なスカーフ』の歌を知らない人には、「???」となってしまう、世代を選ぶエンディングであることが、後になって判明。
他所様のブログ等でいろいろな感想を読ませて頂きましたら、何故ラストに付け足しみたいに? といった、そんな言葉がちらちら目に付きまして。

がーん。しょっく。
私なんか、「彼は帰ることができなかったのかもしれない」なんて想像して、鼻の奥がツンとしてきたりしちゃったのにな。
伝わらないのは残念だー。それだけ若い人が多いのか…。
あれには深い意味があるのだよ、と、ここで声を大にして言っておこう。

「あそこでスカーフを貰った人は、最後に振らなければならないのよ!」と、岳斗くんファンHさんも力説しておられましたが、まったくもって同意。
このプログラムは『宇宙戦艦ヤマト』だけれど、テーマは『真っ赤なスカーフ』なのです、と。私もそう、思いましたよ。

♪あの娘が振っていた 真っ赤な スカーフ……… by ささきいさお

試しに歌ってみたら、一番を全部歌えた。つくづく、子供の頃の刷り込みってすごい(笑)。


続きまして、百貨店ゼネラル・マネージャー登場。
★八木沼純子 『I Gotcha』
黒い羽羽ドレスで色っぽく。
昨シーズン、武田奈也ちゃんが同じ曲をEXで使っていたなぁ、健康的で可愛いお色気路線で。
それはさて置き、じゅんじゅんは、いろんな意味でつくづくプロですわ。
そして、あれだけ美人なのに、何故か「男前〜」なイメージが強いのも事実なのであります。
にこにこ、両手をぶんぶん振って退場〜。


★おもちゃ売り場 『おもちゃのシンフォニー』
夜になると、不思議なことが起きるそうですよ? という前振りで、おもちゃたちの賑やかなパーティ。
ここでもショートトラックのお二人が良い味を出しておりまして。
新幹線にスペースシャトル(笑)。ちなみに新幹線は、旧タイプの「ひかり号」って感じの♪

『キューティー・ハニー』
もしかしてバービー人形のイメージ? 幸田來未バージョン。
金髪ロングのかつら、セクシー衣装で、男性陣4名を従えて。

そして、夜中のおもちゃ売り場に、二つの怪しい人影が。
これももう、恒例みたいなものですね〜。
大島さん&薄田さんの泥棒コンビが、静香ちゃんの金メダルを狙って侵入(もちろんレプリカ。しかし何故おもちゃ売り場に展示してあるのだ^^;)。

メダルを発見し、得意気に(わざと不恰好に)イナバウアーを披露する大島さん、キャッチフットスパイラルの薄田さん。
BGMにはトゥーランドットのサビのメロディ! かなり受けておりました。
なんだかんだで、泥棒 vs メダルを守るおもちゃたちの構図に。
小技がいっぱい効いていて、楽しいプログラムです。
薄田さんが大島さんを投げるスロウジャンプとか、ガタイのいい男同士ってところが笑えるはずなのだけれど、今回のお客さんたちは素直に感心して拍手しておりましたな、そう言えば(^^)

ここで使われていた音楽が、題名わからないのだけど後まで尾を引くタチのもので、未だに時々頭の中でぐるんぐるん……(笑)。


☆ゲストスケーター/恩田美栄 『Spanish Dance No.2』
DOIで観たときから、ずっと思っているのだけれど。
恩ちゃんがこの曲を滑るのを観ていると、女の子が一人ひたむきに、ひたすらコツコツとスケートの練習を重ねている……そんなイメージ画が浮かんでくるのです。
恩ちゃん自身がトライしたというこのEXは、日々のスケーティングの練習、ターンやカーブの積み重ね、それをそのまま音楽に乗せたんじゃないかなって。
観ているうちに、ちょっと涙が出そうになってしまうのです。

DOIの時は、顔がこわばっているような印象だったけれど、今はもうすっかり余分な力が抜けて。
ジャンプが決まれば笑顔が零れ(高さも戻ってきた!)、「恩ちゃーん」と声がかかれば、そっちを向いてニッコリしたり舌を出したり、わざとヘンな顔して見せたり。
もう、いちいち可愛くって可愛くって、仕方がありませぬ。
ジャンプをなんとかこらえたとき、客席から「おお〜う」というどよめきがあったのだけれど、恩ちゃん自身まで「おお〜う」という表情をしていてそれが客席からバッチリ見えて、微笑ましい笑いと共に、可愛らしいねぇ〜といった好感度の漣が、客席に拡がっていったのでした。 このとき、私ほぼ真正面から見ておりましたの〜♪
ラストは、希望の道筋を見ているような、明るくほころんだ笑顔で。

今季限りの引退を自ら決意し、しっかりと地に足をつけて、揺るぎのない心で臨んでいることがはっきりと感じられる恩ちゃん。
迷い無く清々しい氷上の貴女を、最後まで見守ろうと思います。
試合になったら、「恩ちゃんガンバ!!」モード、大爆発だぜい!(^o^)/


☆ゲストスケーター/アレクサンダー・アプト 『Satisfaction』
新横浜で観たときには、うわ、ヤグさんみたいになってきた……と思ったもんだけど、今回はそんなに感じなかった。
こちらが慣れてきたのか、彼の個性となったのか。
行くぞ行くぞ行くぞ〜〜って、ストレートラインの前で溜めるところとか、サングラスをしゃきーんと取り出してかけた後とか、なんだかもう楽しそうで嬉しそうで、初めて彼を「かかか、可愛いじゃんかよっ」と思ってしまいました(笑)。
木、金曜日あたりは、彼のことを知らない観客も多かったようで、折角お召し物を脱いでみせてもどことなく静かな雰囲気だったのだが(^^;、土日は盛り上がった!

ところで、どの回だったか覚えていないのだけれど、隣に座っていたオジサンが、「さすがトリノ2位は迫力あるなぁ〜」とか言っていて、ち、違うッと訂正したかったけどできる訳も無く、なんとも、モゾモゾしてしまったのでした(はにゃ〜)。
いったい、誰と間違えていたんだろう……???(だって2位はランビエールだったしー、国も髪の色も髪型も顔立ちも全然違うし〜。謎だわ)


★ギフトセンター
再び、プリンスチームのアンサンブル。大切な人へ、心を込めて…。
『Happy Birthday』
女の子のお誕生日を、家族や友達がお祝い。熊ちゃんぬいぐるみを抱えた船橋くんが妙に愛らしい。弟? 彼氏?
ラストは記念写真のように。

『母に捧げるバラード』
暗転中に、巨大な「母」の文字像が、しずしずと氷上に運ばれてきて。
コラ! テツヤ!(演じてるのはタカヤ^^;)
若き武田鉄矢氏の声はなんとなく耳を通り過ぎ、ひたすら薄田さんの足捌きに見惚れている私です。彼をピンで出すにしては、すごく勿体無い演目のような気がしてしまうのは否めない……うー。
ところで、彼が第一部の三国志で、悪者の首領を演じていたと気が付いた人は、観客の一体何割くらいでしょう? ホントにレパートリーの幅の広い方だ。
母にカーネーションを捧げるラストシーン。


スクリーンにはアイドル? な二人(笑)。「♪あ〜ああ〜〜夢よ よき友よ〜」(な、懐かし…これも一番なら歌える。笑)
ギターに夢中だった青春時代から、35年後……。
「♪飲んで〜 飲んで〜 飲まれて〜飲んで〜……」
松橋さんと新海さんが、よれよれサラリーマン姿で登場。これがまた、回によってはネクタイを頭に結んでみたり、よれよれ振りがエスカレートしていくのであります。
そこへ通りかかる、ギターを背負った二人の若者。よれよれペアは、若き日を思い出す?

ここでアイドル風衣装でギターを抱えた鈴木誠ちゃんと田中そーしくんにチェンジ。
ファンみたいな女の子たちも飛び出してきて、歌い踊るは
『青春アミーゴ』

とにかく必見は、誠ちゃんとそーしくんのステップ&ジャンプ! 二人ピッタリ揃うと、もんのすごくかっこいいのだ!!

二日目辺りから揃い出し、日程後半はもうドキドキわくわく、決まればキャーキャー大騒ぎ。なんと素晴らしきユニゾン!
回り込んで正面で3T、更に滑って中央で2A。それまでのステップも見事に揃って、ジャンプのタイミングがバッチリ合ったときの快感!
やっぱり、ジャンプが跳べる男の子が揃うと、俄然かっこよくなるなあ。
毎回このプログラムが楽しみで楽しみで。
観るたび興奮して、皆でユニゾンユニゾン言ってました。

ラスト、再びサラリーマンずが出てきて、ギターを渡され、それを二人で交換して、♪ジャーン、カシャン、暗転(笑)。
ここ、何故二人が交換するのか最初わからなかったのだけど、ギフト、贈り物、だから? ですか?

『ハナミズキ』
八木沼じゅんじゅんと大島さんのカップル。デュエットと言ったほうがしっくりくるかしら。
じゅんじゅんとまともに立って絵になるのは、大島さんしかいませんね。

ギフトセンターの出演者がまた出てきて、最後はリボンでくるまれて、「あなたと大切な人が、100年続きますように」
これが、愛と夢を売る百貨店の、根底に流れる命題でしょうか。


さて、スクリーンとアナウンスは「ありがとう、トリノ」「ありがとう、しーちゃん」
幕に、静香ちゃんのシルエットが浮かび上がり、大歓声の中、大トリ登場。

☆ゲストスケーター/荒川静香 『アヴェ・マリア』
もう既にお馴染みのショーナンバー。
「彼女を観に来た」というお客さんも、大勢いたのだと思う。
イナバウアーの大歓声で、DOIとは明らかに客層が違うのがわかります。
衣装は、日程前半は今まで通りの金色のもの、後半は、新しい真っ白のドレスに変わっていた(フィナーレでは、ずっと着て出ていたの)。
清楚でこちらのほうが音楽に合っているような気がする。
フロントのスカート丈は、もう少し長いほうが良いかな。


★フィナーレ 『出発(たびだち)の歌』

オープニングと同じ、金色の衣装に身を包んで、プリンスチームの登場。
大人数なシンクロナイズド・スケーティングに、場内も歓声。
最後は一人一人の名前を紹介して、順番に退場していきます。

このプリンスチームのラストを飾るのが、大島さん&薄田さんの、二人同時バックフリップ! なのですが。
大島さんの調子が、少々「?」になってしまった後半、この競演は無くなってしまったのでした。ああ、残念…。
ただサッと片手を挙げて、ぱあああっとバックで退場していくだけで、充分なくらいの華はあるのだけれども! けれどもやっぱり、残念至極。


続いて、ゲストスケーターの紹介。
ショーの中で使われた曲のアレンジに乗せて、一人ずつ登場。
まずはじゅんじゅん、そして岳斗くん。
ジャンプやスピンなどの技を披露した後、登場口の脇で他の出演者を待っているのだけど、このときが皆、楽しそうなんだー。

武史くんは、初回だけはフライングスピン、後の7回は、ひたすらトリプルアクセルにチャレンジ。
プログラム中で失敗しても、ここではいいとこ見せなくちゃ!
根性降りも混ざりつつ、フィナーレではかなりの成功率でした。
一度は、コンビネーションにまで持ち込んだものの、セカンドでバランスを崩して転倒。思いっきり大の字になって、観客の笑いを誘ってた。

武史くんの、トリプルアクセル。
かつての、世界的にも多分例を見ないほどだった飛距離は、少し幅が狭くなったのかもしれないけれど。
やっぱり、決まればひたすら美しいのだ。
身体の全てを空気に預けてしまうような深いエッジのイーグルと並べて、世界に誇れる武史くんの技術、芸術なのだと、今でも思う。


千秋楽は、出演者全員が大サービス気分になるのか、どこまでいける連続ジャンプ(大輔くんにアプトあたり)、とか。
しーちゃんは、イナバウアーの後、Y字スパイラルから手を離し、脚はそのままに両手を観客に向かって笑顔で振るという、とんでもなく豪快な技を繰り出しておりました。うひゃあ。

恩ちゃんが、エアロビ教室の縞々シャツ+ホットパンツ+アフロカツラまで被って「ペコリ」とやれば、続く武史くんは社交ダンス教室の、ラテンのひらひらフリフリ衣装を羽織って、そのままトリプルアクセル〜! 大爆笑。ビシッと決まればかっこよかったに! まんまティコティコだー。惜しいぃ。
武史くんの紹介のときの音楽が、まさにその『EL CUNBANCHERO』だったので、振りまでしっかりコピーして、超ノリノリさんでありました。

余程気に入ったのか面白かったのか、前日から結構、フィナーレでの振り真似はやってたんだよね。
千秋楽は、きっちりレクチャーを受けたに違いない(笑)。ちなみにグリーンの衣装は、誠ちゃんが着ていたものでしょう。


改めて、プリンスチームのメンバーが登場、女性陣は羽を背負って(これは変わらないのね)。
全員で挨拶の後、徐々に周回しながらはけていって、最後はゲストスケーターだけが残ります。
一列に肩を組んで、静かに静かに、バックでゆっくり登退場口まで下がって。
手を振りながら、幕の奥に消えていくのでした。


それから、プリンスのショーでは恒例の、プレゼント渡しタイム。
この和やかな時間が好きなのだけれど、さすがに今年は様相が違う。何しろ花束を抱えてリンクサイドに押し寄せる人の数が尋常ではない。
どんどんその時間は早くなっていって、フィナーレの途中からもう、雪崩現象が始まってしまって。
出遅れるとどうしようもなくなるから、無理も無いのだけれど。我々も、タイミングを計るのに苦労しましたですよ…。

会場スタッフが身体を張って、必死にリンク内に入れる人数規制をしていた。でないと、将棋倒しとか、悲惨なことになっていたかもしれない。子供の数も、随分多かったし。
しかし、しかし、全員が静香さま章枝さま目当てではないのでありまして〜。
モタモタしてると、男性陣なんか結構、しゃらっと、たったと、行っちゃうんだもん!(苦笑)

それでもなんだかんだと、僅かな時間ながらも嬉しい交流ができ、ありがたかったと思っています。
スタンド花も気が付いてくれていて、本人から触れてもらえまして、本当に出して良かった。

更に特筆すべきは、三日目の夜公演かな、スペシャルなレイエンダを観て嬉しくて、今のすっごく良かった、と直接伝えることも出来て、目的を果たしてホッとしていると、その先のリンクサイドでは、“あの時代”のファン垂涎の撮影会が今まさに絶賛開催中でありまして。

これも、チームタケシ・スタッフの一人と黒猫組な方々が一緒にいたから可能となった、またタイミングよく二人がその瞬間に揃ったからこそ実現した超豪華ツーショットでございまして!
『未知との遭遇』みたいなフラッシュ。(後部座席にいらした皆さん、ラッキーでしたねっ^^)

そんな貴重〜〜な「武しゃん岳さんツーショット(目線ばっちり)」は、
こちら♪です。

Sa〜さん、多謝感謝! 岳斗くんと黒猫さんにも多謝感謝!

もう一枚、最終日の昼公演、「あと一回、ガンバ!」なショット。
一緒に写るんでもないのに、ついついこっちでにっこり、とやったら同じポーズをとってくれた瞬間。

ぴーす♪

AKKOちゃん、多謝感謝!

そして、武史くん、本当にありがとう!

最後には、時間の関係か、写真などは……というお達しがあったようで、律儀な男性ゲストスケーターズは、申し訳なさそうに断ったりしていたようですが、女性ゲストスケーターズは………。ははははは(^^;


みどりちゃんが参加しなくなってから、久しぶりに観たプリンスアイスワールド。
新横浜から今回まで、通して強く思ったのは、男性陣が入ると場がキリリと引き締まる! ってこと。そう感じるシーンが、とても多かった。

そしてそれって、彼らが「ちゃんと滑ってくれる」からなのだ。
やっぱり、スケートショーなのだから、滑って欲しいのだ。
女性陣は、全般的に「止まって踊る」系の振り付けがとても多くて、うーん、と思うことが、どうしてもちらほらと……。
そりゃ、スケート靴はいてるんだし、移動は滑って行うわけだけれど……。
くねくねしたりイナバウアーもいいんだけど。

それに対して男性陣は、とにかく滑る、跳ぶっていう要素が比較的多いんだよね。必要とされているからか。
その最たるものが、『青春アミーゴ』の誠ちゃんとそーしくんだったりで、数ある演目の中でもこのプログラムの二人が飛び切りかっこいいのは、やっぱりフィギュアスケートの魅力である氷上でのステップやジャンプをしっかりと魅せてくれるからだと思うんだ。

二人ともスピードがあるし、脚捌きがピッタリ揃って、期待感が高まったところでぱーーんっとジャンプが決まると、「きゃ〜〜かっこいい〜〜〜!!」ですよ、ホントに。
ショートトラックのお二方も、純粋にスケートの“疾走感、陸上で体験できないスピード感”で、客席を沸かせていたのだしね。

うん、スケートはやっぱり、滑ってほしいな。
それが、陸上のどんな舞台でも見せることの出来ない、フィギュアスケートならではの、素晴らしい広がりであり、より大きな可能性であると思うのだ。

これからも地方公演、何箇所か行脚いたします(笑)。
行く先々で、たくさんの幸せ感に会えたらいいな、と。期待してます。

プリンスの皆さん、頑張ってください!!(^o^)/~~~
(競技会での、「○○先輩、頑張ってください!」の掛け声風に)


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