午前の公演が終わって外へ出ると、陽射しが強い!
日傘はもう持って来てないよ……。
入り口前の日陰に入り込んで、涼をとる。
そして一時間も待たずに午後の部の開場、中でお弁当を食べる。
今度はアリーナ2列目。さすがに全公演で接待があるわけではないらしい。てか、そんなんじゃあんまりだ。

午後公演は、特記事項のみで手短に。

オープニング、今度は手拍子も拍手も歓声もあがっているし、普通にアイスショーのスタートって感じでホッとする。
何しろさっきは、オープニングもシーーーーンとしていて、いたたまれなくなってしまうくらいだったので。
浮きまくるのも構わずひゅーひゅー言って手拍子しましたもの……(涙)。
これからは多分、そんな心配ないね。


織田くんの紹介のBGMが、ディープパープルのハイウェイ・スターであることに気が付く。うひょう。
そういうイメージなのん? 若武者とか何とか、アナウンス入ってたなぁ。
調子はやっぱりいまひとつ。明日はガンバレ〜。


三国志、そーしくんがトリプルアクセル−トリプルトウ! ひええ。
現役時代のラストあたりよりずっと動きが良いんじゃないの?(ごめんなさい〜。でも記憶を手繰るとそんな感じなんだ) きゃーきゃー。


エレナ&アンドレは、午前とは違って、今までやってきたアクロバティックなプログラムを。
一日に2種類見られるなんて、ラッキー。


武史くん、本日2回目のレイエンダ。
ジャンプはそこそこ入って、さっきよりもいい!
でもやっぱり、動きが重いの、しんどそうなの。ちょっと心配になってしまうな。

フィナーレでは、トリプルアクセルを跳んで、降りたっと思ったら、後ろにずるっとなっていた。
すっごく怖かった……。腰、大丈夫? 本人、笑っていたけど。
プレゼントタイムでは、“ラブの「L」”をやって頂いてしまいました。わーい♪


岳斗くん、今回のスカーフは正面のかなり端のほうへ………って!
離れて座っていた友の手にスカーフが!! うわ〜〜〜。
このスカーフ、後で見せてもらって、触らせてもらって(笑)、さすがに武史組はそこでやめましたが(^o^)
フィナーレで岳斗くんはちゃんとスカーフを首に巻いていて、一体何枚持って来ているのだろうとしばし話題となる。


静香ちゃん、珍しくアクセルがシングルに。
もう一つのジャンプもステップアウト。
余程の疲れが溜まっているのだろう、顔色が冴えない。
それでも最後まで笑顔でお客さんに対応。
とにかく、休ませてあげたい。ほんと休ませてあげたい。
でも、スケジュールは詰まっているんだろうなぁ……。せめて今夜は、ぐっすり眠れますように。


夜は京都まで戻って、夜景がきれいな料理屋さんにて。
カップル席はムードがありそうだが、こちらも負けず劣らず“はにゃ〜ん”ですよ(笑)。
途中、友宛てにメールが入り、武史くんと岳斗くんが二人揃ってステキな格好でお出かけするところに遭遇したとか! ステキな格好……ステキな格好………。
それは衣装に違いない、とか、トレーニングに行ったんだ、きっとジャージだ、とか、勝手なことをのたまって盛り上がる(^_^;
明日は皆が調子いいと良いなあ。


09/24

朝、昨日と同じように花束を受け取り、電車に飛び乗って瀬田駅まで。
今日はちょうどシャトルバスが出るところだったので助かった。
慌しくお花の写真など撮って、席に着く。

後にMさんより「なんで武史組は5分前着席なの?」なんて質問されちゃったりして、えーと、デパートでお花を受け取らなければならなかったから………だけ、です(^_^;
いつもならもう少し余裕を持って(むしろあり過ぎるくらいに)行くのだが。

本日も、一回目は南アリーナSS席。
いかなる理由かは知らねども、目の前の一列がごっそりと空席。おまけに、最前列のど真ん中もいくつか空席。
なんじゃそりゃー!!

ご招待されて来なかったのか、オークションで売れ残ったか。
いずれにしても勿体無い、ホントもったいない。
悔し紛れに、最後には荷物置き場にしてやった。
これまた、「なんで自分たちが移動しないの、せっかくなのに!」と言われたんだけどねぇ…(^^;
私に限って言うなら、その更に前の列のちょうど目の前に座っていた人が、座高がやたらと高くて、前の列が空いていたのはある意味ラッキーだったのだ(はは…)。
隣の席の人たちもちょっとずつずれて移動してきてたし、寒かったのか膝掛けだけ持っていく人もいたなぁ。


さてさて午前公演。
お客さんたちも、反応がとてもよくって、やっぱり昨日の一回目がちょっと特殊だったのよね。

織田くん、勢い余って? ジャンプ失敗でリンク際のセットに激突、一部を壊す(笑)。
そんな大事ではなく、午後には直されていた。
上から見ていた友曰く、ジャンプへの助走の軌跡が、絶対にリンクからはみ出すっていうものだったらしいんだけど、そのまま行っちゃったんだなぁ…。
怪我は無かったようで一安心。


三国志、パワーアップ!!
誠一くんの動きがキレよく派手になってきて、お顔の表情も派手になってきて、迫力曲線急上昇〜。
ラストの笑顔はやっぱり可愛い。
総司くんはまたもやトリプルアクセルそーし降り。うわははは。


武史くん、根性のレイエンダ。完璧!!!
サーペンタインステップがやっぱり、Maxよりは重いのだけれど、笑みも零れて素敵。エッジが氷を切る音が心地よい。
そしてストレートライン、私、列はやや後方なれど、このときほぼ正面ど真ん中でしたの! 前の列、人いないし!

さて私がどうなったかは、皆様のご想像にお任せいたします(笑)。


おもちゃ売り場、片足ロボットさんを見つめる時間がますます長くなる。鬼(笑)。


静香ちゃん、今日は青い衣装でユー・レイズ・ミー・アップ。
ジャンプ、ピシリ! 昨日のしんどさを引き摺らない。えらいなぁ…。
Y字というよりむしろI字に近いスパイラルで、リンクの真ん中ロングサイドをまっすぐ正面に向かって滑ってきたときには、「ゴォーーーーッ」という効果音が聞こえてきそうなくらい、ものすごい迫力でした。
昔はこの振り付け、入っていなかった。イナバウアーも短くなって、より「プログラム全体で魅せる」ものになっている気がする。


フィナーレでは武史くん、当然トリプルアクセル〜。おっとっとで手をつく。くー、惜しいっ。
サーシャは連続バタフライ。懐かしい。

さて新生活ということで、おねーちゃん気質の武史組は、なんとなく「食」に重きを置いた差し入れを準備する傾向が強くなってしまい(笑)。
お菓子じゃないの。ゴハン系なの。
信用してないんじゃないのよ〜。でもバランスよく栄養を摂ることは大切〜。
(これを大きなお世話と言うのでありましょう^^;)
「自分が一人暮らしを始めたときに、どういうものが嬉しかったか」と、遥か彼方の記憶をつらつらと思い起こす私でありました。


いよいよ大津公演も千秋楽。
こんなに続けて何回も観ることなんて今まで無かったのに、終わってしまうのはやっぱり寂しい。
贅沢な話なのは、わかっているんだけれど。
最終回にして、初めての最前列。神様ほんとにありがとう〜。


ぶったまげたのは三国志。
悪者三人が次々ジャンプを跳ぶところで、そーしくんの入り方がいつもと違う、あれっと思っていたらトウループ!
うわ4回転かい!!!
思わず「えーーーーーっ!!!」と叫んでしまったよ!

回り切らないうちに降りてきてしまって、結果転倒だったのだけれど。
まさかプリンスでクワドを見るとは思わなかったと、後々休憩中の話題の中心となる。
いや、助走が違うんでコンビネーションでもするのかなーと、思っていたらば4トウですよ。
彼も身体がどんどん思い出しているのだろうか。すごいわちょっと。

誠ちゃんますます動きが派手になる! 良い!
しゅたっと静止したときのポーズがかっこいいのです。手と足が自然にその位置に来るんだな。さすがだ。
長いひらひらした袖がたくしあがって、肘のあたりまで見えてるところにドキドキ。何そのマニアックな視点(笑)。


武史くん、大津最後のレイエンダ。
もう、がんがんいっちゃってください!
アクセルがパンクしちゃったけど、そんなの帳消し。ステップで魅せられるって、素晴らしい。

「本田さ〜ん」なんて掛け声も飛んでて、ほう、とシミジミする。
私らやっぱり「たけしくん」になっちゃうもんね(^o^)


岳斗くんが真っ赤なスカーフを渡したのは、真っ赤なコートの濱田先生。ステキ。
EXシートの中央で、ご覧になっておられました。

青春アミーゴ、ユニゾン堪能。
何故かそーしくんがバタフライに入れず。惜しい。


そして大興奮は、最後の最後に待っていた。
フィナーレ。

華々しき4トウ合戦!!

なんとなく予兆はあったのだ。
プリンスチームの紹介のとき、いつもなら順に前に出て手を上げて滑っていくだけなのに、総司くんも誠一くんもジャンプしてた!
今だからこそ、思い出しながら書いているけど、当日その瞬間は、もう何がなにやら(笑)。

先陣を切ったのは岳斗くん。
いつもだったらフリップのところ、妙に高く上がったな〜と思っていたら、派手に転倒。
何しろ、「4」を跳ぶ、なんて発想、こちらは微塵も持っていなかった訳なので、そんなに足元凝視なんてしていなかったのです(武史くんだけは別だけど^^;)。
なのでその場はなんとなく過ぎ。

じゅんじゅんが普通に登場してスピンを披露したあと、続いて織田くん、織田くんも転倒〜。
彼は普通ならルッツからのコンビネーション狙い。大津公演の間はなんとなく軸がぶれ気味で、失敗もしていたので、ああまたやっちゃった……くらいの感覚で(ごめん、織田くん)。
ただ結構、派手に転んだな〜あれれ〜〜回り過ぎちゃったのかな、みたいな違和感。この違和感は正しかった(思えば、回り過ぎたんじゃなくて、回転不足だったのね^^;)。

そして武史くん。
彼に限っては、アクセル、アクセル、お願い、と毎回両手を握って祈るように観ているので、瞬時に違いがわかる!
ぎゃああああああ、4トウだなんてえぇぇぇぇ!!!

なんて懐かしい高さと滞空時間。
軸はやや斜めになってて、空中で回っているときから、あ、これは降りられないかも、ってわかってしまうものだったけど。
武史くんが再び4回転を跳ぶところを目の当たりにできようとは、まったく思っていなかった。
そりゃいつかはもう一度見たい、彼の4回転大好きだから、願わくば遠くないいつか、と願ってはいたけれど。

アイスショーにあるまじき悲鳴を上げてしまった私(笑)、腰や脚の心配をしつつも笑ってる武史くんがすっごく嬉しくて。
同時に、今、何が起きているのか理解してしまった。
さっきの岳斗くんも織田くんも、4トウだったんだ! だからだ!

続いてサーシャ・アプト。
もう疑いもしなかった、ほーーーら4トウ! ああ転倒〜(^^;
武史くんとサーシャは、ほぼ同じ位置で跳んでいたので、尚更よくわかった。
昔はこんなシーンしょっちゅうあったんだよね、勿論成功で!

紹介が終わったゲストスケーターは、入退場の入り口脇で音楽に乗りながら待っているのだけれど、大津では武史くんと岳斗くんが並んでいて、それだけで嬉しかったのにハイタッチしてハグなんてしちゃって。ああ、良い光景だ。

そして最後にしーちゃん。
しーちゃんいつものイナバウアー…………じゃない!
ぎゅいーーーんと助走してきて、3トウ−3トウ〜ステップアウト。
あちゃあ〜なんて顔してて、これは絶対3連続コンボを狙っていたな!
もう、なんて楽しいフィナーレなの! お祭りみたい!

ほんのちょっと前の“あの時代”のファンにはたまらないジャンプ合戦でした。
普通のお客さんからすると、転んでばっかりで何だ〜〜だったのかなぁ(^^;
友が言うには、プリンスのトリの薄田さんが引っ込むとき、指を4本立てて客席に向かってアピールしてたんだって。それは見ていなかった…。
いやでもほんと、楽しかった! 最高だ。男子シングルの醍醐味。そして雄々しきしーちゃんブラボー♪



花束タイムの武史くん、開口一番「9ヶ月ぶりに4回転跳んじゃいましたよ〜」って。
9ヶ月……………全日本、か。ああ……。
こっちはもう、4回転、そう、4回転、ああもう〜〜〜〜 みたいな、ビックリと嬉しさと心配と興奮とが入り混じって、何を口走ったか責任もてません(笑)。あわあわ。

やがて、手前のほうでは、プリンスチーム男性陣による岳斗くんの胴上げが始まって。
やや離れたところで花束を受け取っていた武史くんは、それに気が付くと「あ」って感じで振り返って、つつーーっと近寄っていって、岳斗くんとハグ。
きっと武史くんも胴上げに加わりたかったに違いない、あの感じ。
詳しい事情はよくわからないけど、とってもジーンとくる一幕でした。


あれやこれやと凝縮されていて、興奮冷めやらぬまま帰途に着く。
ただでさえ方向音痴の私は、荷物を預けたコインロッカーの位置を一瞬見失い、sumireちゃんに「送ろうか?(笑)」と言われつつも何とか現実復帰。

余裕を持って取っていた新幹線を早い便に変更し、お弁当を買ったはいいけどなかなか食べられず、にへらにへらとしていて殆ど危険人物。
帰り着いた自宅ではパーティの真っ最中で、お土産の京都のお漬物がたいそう喜ばれたのでありました。

次は豊橋かな〜♪


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