(00/09/02/at Higashi-Fushimi Ice Arena) あったかくて楽しい、スケート好きな人たちの手作りショー |
09/02 暑い、暑い、めちゃくちゃ暑い。 今夏一番の暑さじゃないの!? なんて思えるような猛暑の中、長袖カーディガン、フリースのコート、マフラー、手袋なんていう冬装備を背中にしょって、東伏見のリンクへ。 上はタンクトップ、下は仕方なくジーンズにスニーカー、というこの暑さを耐えるギリギリのいでたちだったのだが、一歩リンク内に入るとひ〜んやりと涼しい・・・をすぐに通り越す。寒い、このリンクやっぱり寒いよ。 あわててコートをはおる。はおりながら、向こうから歩いて来たSさんにご挨拶。 と、なんとここで嬉しいことに、お近くにいらした木谷さんに紹介していただけた! マスターズで初めてその演技を拝見し、いっぺんにファンになってしまった木谷さん。 「好きなんですよぉ〜♪」と言ったら「武史くんが?」と返された(^^;。いや、そうでなくて(笑)。 思わず、さっき受付で買ったプログラムにサインをお願いしてしまう。 かなりとまどいながら、丁寧に書いてくださった。そりゃ驚きますよね、すみません〜。 なので、わたしが生まれて初めてもらったサイン、というのは武史くんではなくて木谷さんなのです(^^)。 みどりちゃんの写真集にもサインが入っているのだが、これは買ったときに既に書かれていたもの。やっぱり意味が違うよね。 中央後方あたりに座る。 まずは開会式・・・なのだが、ここで突然マイクと音響の故障。 音楽無しで、肉声を響かせての開会の挨拶。 うー、しかし音響が壊れたままでは、音楽が流せないのでは? スタッフが一所懸命なおしている間に「では、3部の頭でやるミッキーのパラパラを練習します。皆さん、ご一緒にお願いしまーす」。 ミッキーマウス・マーチに合わせたパラパラ。パラパラと名のつくものをやるのは初めてだわ(笑)。 思わず席を立って後ろの通路まで下がって、立って振り付け練習〜♪ やってる方、けっこういらっしゃいます。しかし細かいんで一度や二度じゃ覚えられないっすよ。 子どもの頃、ピンクレディーの振り付けなんてす〜ぐ覚えたのになぁ。。。おっと(爆)。 そうこうしているうちに、音響も無事なおっていよいよスタート! 第1部の一番最初は上遠野敦子さん&高橋貴則さんの『恋のダンスサイト』。 えーっ、高橋さん、じょそう?? と、いうかなんというのか、ピンクのキャミに長パンツ、髪にはバンダナもしくはバブーシュカ。 そしてその、胸のあたりが・・・それは詰め物、だよね(^^;。 のっけからやってくださいます、ノリノリで楽しい。 二番目は矢野ますみさんの『 Boom! Boom! Boom! 』。 いや〜ん、もう、衣装が可愛い! 黄色と黒のシマシマのパンツ、その上にハリのある編み網の生地でスカート。頭にはくるくるかつらにぴゆんと触角、蜂さん蜂さん。 この時点ですっかりやられてしまいました。 楽しいよぉ〜。 続いてマスターズでも拝見した佐藤有香さん、音楽は『 Tico Tico 』! お腹の見えるショートトップにジーンズというラフな衣装。この曲は武史くんが昔使ったよね〜、と、思わず頭の何処かで武史くんの振り付けもシンクロ。 演技が終わると「いいぞ世界チャンピオン!」という声が飛んでいた。同姓同名なんですね(^^)。今日はとってものびのびしてました。 細谷卓司さんの『ヒーロー』。 後半、大きな旗を受け取って振り回す。小道具もアリなのね。もちろんボーカル曲もおっけーおっけー。 廣瀬真由美さん&橋本薫さんで『 Boogie Woogie Bugle Boy 』。 女の子同士のペア、というよりはデュエット演技。マスターズでは橋本さんがシングルで滑ったプログラム? これも武史くんが使ってたなぁ、97年の Japan Open。水兵さんの格好で飛び跳ねて可愛かったんだ(^^)。 今日のこちらも可愛くって明るい演技。 小黒裕三子さん『海の上のピアニスト』、森咲子さん『タイスの瞑想曲』。マスターズで拝見した方々の演技が続く。 しっとりと、そして力強く。 軽部優さん&岩田結璃奈さん『ハッピーサマーウェディング』。 またまた女の子のデュエット。 モー娘の曲は人気だなぁ(笑)。衣装まで似た感じ、手作りかな? 佐藤文乃ちゃん with サテライト・オールスターズ・スペシャル!『ちょこっとLove』。 スケートを習い始めてまだ1年という文乃ちゃん、可愛い〜!! ちっちゃい文乃ちゃんを真中前面に、後ろでサテライトのお姉さんたちが一列に並んで一緒に踊る。 いいねいいね、まだ「緊張」なんて言葉も知らない歳なのかな。ラスト、決めの振りがしっかり揃ってポーズ! 可愛くポップなプログラムの次にはゆっくり落ち着いた音楽で。 檜枝衣子さん『ワルツ女学生』。 プログラムでは次に佐藤幸弘さん、となっていたのだけど欠席でしょうか、さらに次の岩田直美さん『 In the mood 』。 皆さん表情がとってもいい! 競技会とは違った、アットホームでリラックスした雰囲気。演技の始めと終わりの拍手と掛け声、演技中の手拍子、すっと自然に出てくる。 片野みちよさん『 Sleeping Beauty 』。 スピードが速い! そしてやわらかくて優雅。何より笑顔が素敵。 長めの衣装と髪がなびいて、きれい。。。 石井直美さん&磯田裕之さん『椿姫』。 いぶし銀のようなダンスで、第1部終了。 第2部、スタートは折原雅子さん&折原誠さんのアイスダンス『日本の憧憬』。 息を合わせて二人で滑る、アイスダンスをしたいと言ってもうちのあにさまがパートナーになってくれることは、まず100%無いだろう。。。なんかマスターズでもそう思ったな(^^;。 黒川モニカさん『オーストラリア民謡』、ご出身はオーストラリア? 以前も思ったが、ほんとに楽しそうに踊っている。いいなぁ。 演技の後、Sさん(先のSさんとは別のSさん。ああややこしい/笑)が風船細工を手渡していた。あ、後で挨拶しなきゃ。 エリザベス・バサウレさんが欠席、杉本知子さんで『スペイン奇想曲』。 そして嶋内万里子さん&渋谷宏之さん『 I Wonder 』こちらはアイスダンス。 どちらもマスターズで観ている。曲が頭の中に残ってる。 特に『 I Wonder 』は、耳にいつまでも残る曲調だ。しばらく幻想的な雰囲気にひたる。 第1部で可愛い蜂さんになった矢野ますみさんが、今度は180度(!?)方向転換で『 First Love 』by ひかる・うただ。 最初同じ人だとわかんなかった(ごめんなさい^^;)。紫色のやや長めのキャミソールドレスで静かに。 しっとり演技が続いた後は、またまたポップに、柴田一夫さん『アンダー ザ シー』。 コンセプトは海賊の手下かしらん!? 思わず Candel を思い出しちゃうような、そんな雰囲気の演技(^^)。 それから今村明子さんでまたまた『ティコティコ』。 アレンジがちょっと違うバージョン?(気のせいかな?) 実は武史くんが使ったってこと以上に思い入れがあって、むかぁ〜しバレエを習ってたときに、発表会でこの曲が使われたのだ。といってもわたしでなくて別のグループだったのだけど、妙にこの曲が気に入って、ずうっと頭に残ってて。曲名がわかったときには「やった!」と思ったし、武史くんが使ったときなんか「いやっほう!」ってな気分で(何なんだ^^;)。 だから、Tico Tico の旋律が耳に入ると、おっ、と思っちゃうのです。以上、閑話休題終わり。 上田佳絵さん&岡本朱美さんで『白鳥の湖』。 なんと白鳥と黒鳥のデュエット。衣装も白と黒。 一人がソロで滑っているとき、もう一人は端で立って待っている。ふたりで左右対称の演技をしたり。 対角線で滑っているとき、ビデオ撮ってる人は大変だろうなぁ。。。と、このプログラムに限らず、デュエット演技のときにはそんな要らんおせっかいが頭に浮かんでいたのだった(^^;。 服部美由紀さんの『白鳥』。 しかしこちらはサンサーンスのほう(だと思う)。 長〜い白いドレスで、バレエを観ているようだった。 そして大崎桜さん&高橋貴則さんで『 HOTEL PACIFIC 』。 これもペア、というよりは男女デュエット、っていう感じ。 ラテン調のサザンの曲でムードたっぷり、しかし高橋さんは時々振りを忘れたのかタイミングがずれたのか?、桜さんを見ては立ち直ってた(^^)。プログラムには「踊り覚えて下さい・・・」との桜さんの悲痛な言葉が(笑)。 そしてここで! きたPこと北西慶一さん登場『バットマンダンス(バットマンより)』! 先のSさんがリズムをとって声をかける。 もちろん映画のバットマンよろしく、マントにマスク。 ウォーミングアップのときからマントをつけていて「なんでもうマント着てるんだ?」「あれで動くのに慣れるためでしょ」という会話が近くで聞こえてたくらい、期待されての登場だ。それにたがわず客席を沸かせる沸かせる。 さすがは“爆笑大王(某氏談)”の異名をとるだけあります。場内最高潮。 盛り上がるだけ盛り上がったところで、第2部の最終演技は、出ました木谷茂さんの『仮面ライダー』!! 皮のつなぎに赤いマフラー、フルフェイスヘルメット装着でなんと触角付き! も、どうしよう\(^o^)/、どうしようもこうしようもない!! 他の出演者たちがリンクサイドから「仮面ライダー、助けて〜」と声をかけ、大きく頷いて氷上に駆け出す。 あとはもう、エンジン全開で繰り広げられる木谷ワールド。 もちろん「♪ライダ〜〜キーーーック!」の歌詞部分では飛び蹴り。大きく頷き、変身ポーズ。 ヘルメットが息で曇るのか、ときどき手を入れて拭いている。その姿がまた笑いを誘う。 しかしそんな状態でダブルジャンプ跳んじゃうんだからね〜。しかも両手挙げ、これをスゴイと言わずして何と言おう。 ラストを締めるのはやはり連続バタフライ、しかしさすがに疲れたのか(^^;へろへろと3回ほどで終わった。 最後、きっちり決めポーズをとって・・・と、後ろにさっきのバットマンが! はじめ気付かなかった仮面ライダーも、はっ、と戦うポーズをとる。そして必殺木谷パンチ(?)炸裂、バットマンは氷上にころりん、改めてポーズをとり直す仮面ライダーであった。バットマンもさっと起き上がって、二人並んでポーズ。「ありがとう、仮面ライダー!」の声。 いや、も、笑った、笑った、苦しい。 どないしよう、なんなんだこの楽しさは。 ああ、みんなに観せてあげたい。 お腹を抱えながら、もうひとりのSさんのところへ行ってご挨拶。しばしお話。。。と、すぐそばから「あ、るんさん!」と声が。えっと見ると、以前新横浜EXでもお会いしたMちゃんと、他数人のみなさま。ああ〜、来てたんだ〜。思わずにっこり。 しぱし話をしてたら、第3部の始まり。あわてて席に戻る。 戻ろうとしたが、第3部のスタートは例の『 Mickey Mouse March 』のパラパラだ。 思い直して通路に立ったままにする。氷上には廣瀬真由美さん、矢野ますみさん、橋本薫さん、佐藤有香さん。皆それぞれにミッキー“ぽい”出で立ちで。 さぁ〜て音楽がかかり始めたが、覚えてない覚えてない(^^;。 それぞれの振りは覚えてても、つなぎと順番がごしゃごしゃ。最後は胸の前で腕をこしょこしょ動かしてお茶を濁す。あ〜あ(わはは^^;)。 氷上には出演者が全員出てきてパラパラ。あ、仮面ライダーとバットマンもいる。 続いては、山本兼朗さん『黒い瞳』。 マスターズのときにも思ったが、これだけジャンプを跳び、ふとお歳を考えるとほんとにすごい(失礼)。いや、ジャンプだけでなく。 フィギュアって、いいなあ。 木村恵子さん&伊澤晃さんで『 I will make a man out of you 』。 大人のアイスダンス。 続く吉田雅彦さん、プログラムに曲名が載ってないのでわからない(^^;、でも一言“速い!”と鉛筆でメモしてある。かなり速かったんだと思う、そんな印象は残ってる。(なんちゅう記述か)。 ああ〜悔しい、曲名さえわかれば、きっと連想して思い出せるのだが。。。ゴメンサイ! 比田井絵里さん『 Ellie(いとしのエリー広東語版)』。香港好きの友達に聞いたら、誰が歌ってるかわかりそう。 薄紫かピンクのサテンの中国服で、しかしあれって腕がよく上がらないはず(セパレーツのだからまだ平気かな?)、それで踊ってみせるのだもの、たいしたものです。 西口明子さんの『 Strangers like me(ターザンより)』。 表情と独特の表現力がいい。 衣装もメイクも、それふうに凝っていて、ちょっと無言劇を見てるような感じ、雰囲気伝わってきます。 山本璃美奈さん『海の上のピアニスト』。 きれいなグリーンの衣装、そして笑顔がほんとうに素敵! 優雅で、品がある。 橋本薫さんの『 Home Sweet Home 』。 薄い白い布を小道具に使って、なびかせたり首にかけてジャンプしたり。 ひらひらと流れて、きれい。 清水賢至さん『リベルタンゴ』。 ワイシャツにネクタイと、かっちりした姿で。 この曲は好きなので、じっくりと観てしまう。男性が踊るのを観るのは初めてかしら。。。ちょっとすぐ思い出せない。 山野寿美子さん『 SINGIN' IN THE RAIN 』。 銀(だったと思う)の短いコートに青いビニール傘、ああ〜、なんかアルベールビルのみどりちゃんが浮かぶ。うん、こんな感じこんな感じ。 傘をふわっと投げ上げたりして(実は数時間前に駅前のコンビニで買った傘だとか^^)。 大崎桜さん『ハバ・ナギラ』。 第2部で楽しいデュエットをやってくれた桜さん、こんどは本格的なシングル演技。 プログラムに「ステップにこりすぎたら、・・・」と書いてあったが、ほんとに凝ってる。見事に滑りきって、拍手! そしてラスト、大トリは高橋貴則さん『 Samson et Delila 』。 高橋さんは第1部から第3部まで、すべて出演と大車輪の活躍。 これはしっかりとつくられた本格的な演技で、見ごたえがある。トリプルジャンプが惜しかった。。。 演技を終えて、客席に挨拶、さてリンクから上がろうとすると、他の出演者たちがリンクサイドで「トリプル!」「トリプル!」と口々に叫んで扉を閉めてしまう。 思わず観客も手拍子。 ええ〜っ、という顔をしていた高橋さん、観念したのか(?)助走を始める。 ふとよぎるのは、新横浜EX。アンコールでの武史くんの、四回転再挑戦。見事に決めて、ガッツポーズ&スペシャルスマイルでリンクを上がったんだよな。。。 リンクの上では今まさにジャンプ、惜しい! 回転不足だろうか、転倒。 起き上がってパンパン、と氷を払う高橋さんに、またしても手拍子、これって物凄いプレッシャー!? だめだめ、というしぐさの高橋さん、しかし手拍子はやみません。「・・・じゃ、あと一回だけ」と言って再び助走を始める。 今度こそ! 思わず両手を握って力が入る。回ったか!? う〜、着地できない。転倒。 「もう脚にきちゃってるよ」近くで聞こえる会話。そりゃそうだ、既に一曲、全力でプログラムを終えた直後。 ああ〜、それなのに、またしても「もう一回!」の声。さすがに観客席では「ちょっと可哀相じゃ(^^;・・・」なんて声も聞かれる。しかし同じクラブの仲間としたら、ここで一発ビシッと決めた姿を見たいんだよね。それも良くわかる。 両手と首をずっと横に振ってた高橋さん、ああ、とうとうまた助走開始。 お願い、決まって! もう祈っちゃいました。マジで。 さぁ、氷を蹴って!・・・・・・・・あああ。。。 ため息と、そして大きな大きな拍手。 フィギュアの楽しさを目一杯味わわせてくれたこのエキシビションの、最後の最後に、競技としての厳しさを改めて痛感させられたような、そんな、数分間。 かっこよかったです、高橋さん!! 本当に!! 演技が全て終わって、オールスター総出演のフィナーレ。 プリンスアイスワールドだったら、背中に大きな羽根をしょって出てくるところ(笑)。 数人ずつ出てきては、ちょっとだけ演技、後ろに一列に並んで踊りながら待つ。 ちっちゃい文乃ちゃん、お姉さん二人がつくるトンネルの前まで滑ってきて、ころん! とでんぐり返し。前回り。かわいい〜!!(しかし、痛そ^^;) 最後の挨拶が終わると、俄かにばたばたし始める観客席。 これから営業終了時間まで、お客も出演者と一緒に、リンクで自由に滑走できるのです。 両Sさんはそれぞれマイ・シューズを掴んで飛び出していくし、Mちゃんたちも席で靴を履き替えている。 ああ〜、いーいなあぁぁ〜〜〜!!! 時間はわずか30分ほど。さすがに貸し靴も今日は無し。 そりゃわたしほとんど滑れないけど、こんな楽しそうな場に入れないなんてー! 残念、無念、心の中で「くやしー!!」と絶叫(笑)。 氷の上は、演者観客大勢入り乱れて、なんだか握手大会、撮影大会と化している。ビデオ片手に滑ってる人もいるし。 あー仮面ライダーのヘルメットー。 リンクサイドでしばらく眺めていたが、そろそろ行かなきゃ。 実は、明日の早朝、キス釣りの船に乗せてもらうので、今夜のうちに移動しておかないといけなかった。 くぅ〜、来年は、来年は一緒に滑りたいぞぉ〜。 可能な人に挨拶をして、リンクを出る。 外は相変わらず猛暑。しかし身体が冷え切っているわたしは長袖の上着を着たまま、道行く人の視線がココロなしか訝しげ(^^;。 駐車場にてあにさんと合流、いざ出発、となったのだった。 ♯いつか、一緒に観たいんだけどなぁ。。。 なかなかリンク内までは来てくれない、あにさんであった。スケート滑れるくせに。 酷暑の真夏に、わずか数時間の氷世界へのトリップ。 寒〜いリンクで、でも心はとってもあったかくって、楽しい時間だった。 来年も、行くぞぉ〜!! |